「人生にはさまざまな出来事がありますが、結婚式ほど豪華絢爛かつドラマチックで胸躍るイベントはありません。無限に広がる夢。費やされるセネルギーと莫大な費用。練りに練られたプラン。選び抜かれたドレスや婚礼家具。・・・・」と述べて、「結婚式にまつわるすべてを本にしたい」という思いで作られた本があります。
本日紹介するのは、ベストセラー著者であり、米国コネチカット州でケータリングビジネスを営み、クッキング、エンターテイニング、ガーデニングなどを指揮しているマーサ・スチュワートさんが書いた、こちらの書籍です。
マーサ・スチュワート『ウェディングス』(カインドウェア)
この本は、きわめてプライベートな出来事である結婚式を、2年以上にわたって取材し、2万枚の写真と9万語の原稿を用意して、そこから内容を精選し、凝縮する形で完成させた書です。
本書は以下の12部構成から成っています。
1.INTRODUCTION (紹介)
2.STYLE (様式)
3.ORGANIZATION (構成)
4.INVITATION (招待状)
5.WEDDING DRESSES (ウェディングドレス)
6.BRIDAL BOUQUETS (ブーケ)
7.CEREMONY (式典)
8.MUSIC (音楽)
9.DECORATION (装飾)
10.WEDDING MENUS (料理メニュー)
11.WEDDING CAKES (ウェディングケーキ)
12.INDEX (索引)
この本の冒頭で著者は、「いったい結婚式とは何なのでしょう?」と問いかけています。
そして、それはまず何よりも人生の一つの区切りで、義務の遂行であり、誓約でもある、と述べています。
世界中の文化や歴史を見ても、人生の節目節目で、必ず記念的行事や儀式が行われる、と著者は言います。
結婚式は、文明に深く根差したイベントなのです。
そして、結婚式は当事者の行動様式、価値観、歴史、ファッションを反映するものだ、と本書では述べています。
結婚式は知れば知るほど奥深い儀式で、これほど刺激的かつ感動的なイベントはない、と著者は言います。
この本の目的は、著者のマーサ・スチュアートさんが、これまで数多くの結婚式から得た情報や経験を整理し、豊かなものにして、これから結婚なさる方々のお役に立ちたい、ということです。
本書には、公園、海辺、ガーデン、森の中、池のほとり、教会、波止場、田舎の田園、レストラン、クラブ、自宅など、様々な場所で行われた結婚式の様子が、魅力あふれる写真や描写によって紹介され、一つひとつの結婚式が感動的なストーリーとして描かれています。
それは、結婚式のセレモニーだけでなく、事前準備や招待状、当日のドレス、ブーケ、音楽、料理やケーキにいたるまで、感動的な演出が、写真と文章で表現されています。
具体的な詳細描写については、ここではとても表現し尽くせるものではないため、ぜひ本書を実際に手に取ってお読みください。
なお、この本は1987年に米国で出版されたものを、日本で最初に西洋から取り入れたフォーマルウェア作りを始めた株式会社カインドウェアが、95周年を迎えた1989年に翻訳権を手に入れて日本語版を刊行したものです。
現在では1世紀以上にもわたって、フォーマルウェア作りを通じて、日本の冠婚葬祭と、それを取り巻くライフスタイルのすべてに、広く深くかかわってきた同社が、日本の多くの人々に、「結婚について柔軟な考えと温かい心を持ってのぞんでいただきたい」という願いを込めて、世に送り出した、と渡邉喜雄・カインドウェア代表取締役は、本書冒頭で述べています。
世界に類を見ないスピードで少子化と人口減少が進む現在の日本において、今一度、「結婚式」という伝統文化、儀式、ライフスタイルの素晴らしさを改めて見直すきっかけとして、この本が活用されることをお祈りします。
あなたも本書を読んで、結婚式の素晴らしさや自らのライフスタイルについて、しっくりと考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を