世の中には経営者が書いた本は多いが、世の中のほとんどの人は、「社長のまわり」の人だった、として、社長のまわりで活躍する人の仕事術を書いた、ユニークな本があります。
本日紹介するのは、ワールド、リクルートグループを経て、フリーランスとして、幅広く執筆活動をするブックライター、ビジネス書作家の上阪徹さんが書いた、こちらの書籍です。
上阪徹『社長の「まわり」の仕事術』(インプレス)
この本は、飛び抜けてエネルギッシュで若々しく、勢いのある経営者6人の「まわり」で幅広く活躍している13人の人々にロングインタビューをして、その仕事術をまとめたものです。
本書は以下の6人の経営者ごとに6部構成から成っています。
1.カルビー・松本晃のまわり
2.DeNA・南場智子のまわり
3.ストライプインターナショナル・石川康晴のまわり
4.隈研吾建築都市設計事務所・隈研吾のまわり
5.中川政七商店・中川政七のまわり
6.サニーサイドアップ・次原悦子のまわり
最初のカルビーでは、藤原かおり・執行役員 フルグラ事業本部 本部長と笙啓英・執行役員 海外事業本部 本部長の2名で、トップの示唆をもらいながら大きな実績を上げています。
言われたことはとりあえずやる、3度言われたら本気だからやる、というトップとのコミュニケーションや、経営者の風向きに敏感になれと述べています。
次のDeNAでは、会長室の中井雄一郎で、成長の機会だとトップの指示を前向きに受け止め、経営者の先回りをし続けられるかどうかがチャレンジだとしています。
ストライプインターナショナルでは、篠永奈緒美・「koe」事業部部長、中村雅美・宣伝部部長、岡田泰治・文化企画部部長の3名です。
社長の思いや本質からずれないようにすること、言葉ではなくビジュアルで社長の考えを理解する、と紹介しています。
さらに隈研吾建築都市設計事務所では、横尾実・代表取締役と稲葉麻里子・コミュニケーション・ディレクターの2名で、5分で物事を決めていったり、トップの考えをなるべく察する、ということです。
また、中川政七商店では、細萱久美・執行役員バイヤー、渡瀬聡志・デザイナー、緒方恵・執行役員デジタルコミュニケーション部部長の3名です。
ビジョンを大切にして、お客さまを主語にすることを徹底しています。
さらに、サニーサイドアップでは、谷村江美・社長室副室長と松本理永・バイスプレジデントの2名で、トップとは違う役割で貢献する、ということを述べています。
それぞれの会社のトップごとに、まわりの仕事術は異なりますが、成果を上げてトップから評価を得るためのヒントが、この本にはいろいろと含まれています。
ここではとても紹介しきれなかった仕事術についても数々のノウハウや考え方が紹介されています。詳細についてはぜひ、この本を手に取ってお読みください。
あなたも本書を読んで、社長の「まわり」の仕事について、理解を深めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を