「今、多くのマンションが、“ 建物の老朽化 ” と “ 住民の高齢化 ” という2つの老いに直面しています。」と問題提起して、そのためのマンション管理の重要性について解説している本があります。
本日紹介するのは、マンション管理会社での勤務を経て、マンションの総合コンサルタント事務所「オフィス・日下部」を設立して独立した、日下部理絵さんが書いた、こちらの書籍です。
日下部理絵『マンションの設備・管理が一番わかる(しくみ図解)』(技術評論社)
この本は、マンションの基礎知識からマンション管理にかかわる業務について横断的にわかりやすく解説している書です。
管理会社のフロント担当者・管理員などのマンション管理業務に携わる方、マンションに関連する不動産・建築に携わる多くの従事者、これからマンション管理業界に関わる人たちに向けて、初歩的なバイブルとして書かれました。
本書は以下の9部構成から成っています。
1.マンションのいま
2.管理の基礎知識
3.清掃
4.維持と修繕
5.マンション設備
6.トラブルの対処法
7.接遇とマナー
8.マンションの法令
9.新たな価値の構築
この本の冒頭で著者は、マンションの定義、マンション管理適正化法、マンションの歴史について述べています。
そして、マンションの現状として、全国のマンションストック戸数の推移やマンションにおけるトラブル、さらに「高経年」「居住者の高齢化」という、「2つの老い」という問題について解説しています。
続いて本書では、以下のような「マンション管理」に関する業務について、ひと通り、分かりやすく説明しています。
◆ マンションの資産価値
◆ 管理組合(組織・総会運営、理事会、役員、会計)
◆ 保険
◆ 専門家、関連資格
◆ 清掃
◆ 建築構造・維持保全
◆ 大規模修繕、修繕計画、修繕積立金
◆ マンション設備
◆ トラブル対処
◆ マンション法令
この本の最後に、著者は「マンションの新たな価値の構築」について、以下のコンセプトを紹介しています。
◆ スマートマンション(マンション全体のエネルギー管理と効率化)
◆ 専有部サービス
◆ 孤立死(独居高齢者の問題)、認知症サポーター
◆ 携帯電話基地局(アンテナ)の設置
マンションに関する基本知識がすべて得られるバイブルとして、マンション管理に関わる方だけでなく、マンションに住む方も含めて、ぜひ読んで欲しい良書です。
あなたも本書を読んで、マンションの設備・管理について、基本を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を