東京オリンピックから25年という年が2045年であり、戦後100年の節目の年となるため、「国家25年の計」というタイムラインの下、経済を中心とした重要テーマについて、分かりやすく論点をまとめた本が刊行されました。
本日紹介するのは、慶應義塾大学経済学部の池尾和人教授とみずほ証券株式会社の幸田博人副社長ほかが書いた、こちらの書籍です。
池尾和人・幸田博人ほか『日本経済再生25年の計 金融・資本市場の新見取り図』(日本経済新聞出版社)
この本は、アカデミズムからのマクロ的アプローチとビジネスサイドからの実務的アプローチの両輪により日本経済再生に向けての課題やその解決方法を「国家25年の計」という観点で、世の中にわかりやすく示すものです。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.金融政策-求められる運営枠組みの本格的転換
2.財政政策-異次元緩和下の財政と進めるべき改革
3.債務問題と長期経済停滞
4.企業経営の意識改革-自社を映す鏡としての投資家視点と経営支援システム
5.企業開示制度改革-企業と投資家の対話を支えるために
6.エンゲージメント-啓発された株主価値と全体のパイの拡大
7.イノベーション-ベンチャーエコシステムの確率に必要な要素
この本は、金融・経済を中心とする重要テーマごとに、2045年(戦後100年)を見据えた「25年の計」を各専門家が論点を整理して分析を試みたものです。
本書前半では、金融政策、財政、債務問題など主としてマクロ経済を扱っています。
そして中盤以降では、企業経営や企業開示制度について論じ、さらに株主価値と全体のパイの拡大について、事例を挙げながら解説されています。
後半では、2045年に向けたイノベーションの重要性が示され、人口構成の変化など、日本が抱える課題について、改めて整理して述べられています。
この本の最後では、ベンチャーエコシステムの確立に必要な要素として、①金融面、②産学連携面、③人材面における課題がそれぞれ解説されています。
さらに本書の途中と最後に、「日本経済再生 25年の計」と題した座談会も掲載されています。
あなたもこの本を読んで、日本を取り巻く「金融・資本市場の新しい見取り図」を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を