「人生100年時代は、50代からの決断で差がつく!」と提唱し、あなたの中に「再起する力」はありますか、と問いかけている本があります。
本日紹介するのは、富士通を経て、26歳で起業し、「人間学の探求」をライフワークとして、日本をリードする人物の講演会を数多くプロデュースしてきた松尾一也さんが書いた、こちらの書籍です。
松尾一也『50代から実る人、枯れる人』(海竜社)
この本は、次のようなライフイベントがやってくる「人生最大の分水嶺」とも言える50代に向けて、いかに人生のマネジメントを行えば、今まで育てた果実を手にできる黄金期を過ごせるかを解説した書です。
◆ 責任ある大きな仕事を仕切る
◆ 子供の教育の総仕上げ
◆ 親の介護、看病、見送り
また、55歳くらいになると以下のような仕事面の変化も出てきて、「受難な時期」を迎える、とこの本では指摘しています。
◆ 役職定年を迎える
◆ 別会社へ転籍になる
◆ 給与が3~4割程度減らされる
◆ 自分の部下が上司になる
◆ 助言とサポートしか仕事がなくなる
◆ 早く去ってもらいたいという社内の力学を感じる
本書は以下の7部構成から成っています。
1.現実を知る
2.人間関係を整える
3.心を整える
4.からだを整える
5.仕事を整える
6.生活を整える
7.希望を整える
この本の冒頭で著者は、50代で枯れる人に対して、実る人の特徴として、「エリート、金持ち、有名」ではなく、次の3つのポイントの実現を挙げています。
◆ いい人間関係
◆ 元気
◆ 心の平安
そして、50代から「豊かな人生」を手に入れる「55の秘訣」を本書では紹介しています。私がとくに共感し、実践していきたい秘訣を、その中から選択して挙げておきます。
◆ 挫折免疫力をつける
◆ 会社での強みが役立たないことを知る
◆ 人生を幸せにするものに気づく
◆ 人間関係の棚卸しをする
◆ 日頃から大事な人に感謝を伝える
◆ 価値観の違いを楽しむ
◆ 人の評価から自由になる
◆ 損得を超えて行動する
◆ 楽しいこと、好きなことを選ぶ
◆ ホリスティック(全体的)に健康を考える
◆ 自然の中に身を置く時間をつくる
◆ 目には見えない報酬を稼ぐ
◆ 「御用達」の精神で生きる
◆ 毎日事に幸せを感じる
◆ 長持ちしている人の流儀に学ぶ
◆ お金に困らないシステムをつくる
◆ 「命」五段階活用法を心に刻む
◆ リフレーミングで景色を変える
◆ 阿頼耶識(潜在意識)をフル稼働させる
◆ 小さな元気を見つける習慣がある
これらの「秘訣」の中で、私がとくに感銘を受けたのは、「命」五段階活用法という考え方です。これは、「人とホスピタリティ研究所」代表の高野登さんが提唱しているもので、「命」を以下の5段階で捧げていくように生きていく、という教えです。
1.宿命(宿る命)
2.運命(運ばれる命)
3.使命(使う命)
4.天命(天から授けられた命)
5.寿命(天が定めた命の時間)
あなたも本書を読んで、人生100年時代に、50代から実る人になる秘訣を学んで実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を