戦争から高度成長、そして東日本大震災まで、時代の動きが一目で分かる本があります。
本日紹介するのは、一橋大学名誉教授の中村政則さんと、神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授の森武磨さんが共同で編集した、こちらの書籍です。
中村政則・森武磨『年表 昭和・平成史 1926-2011』(岩波ブックレット)
この本は、昭和が終わったときに、「昭和とは何であったか」を問う声が高まり、「岩波ブックレット・シリーズ昭和史」として刊行されたものの、2度目の改訂増補版です。
1回目の増補版は、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロをきっかけに改訂作業が始まり、2004年に刊行され、今回2回目の改訂は、2011年3月11日の東日本大震災が契機になって改訂が行われました。
この10年の国際情勢の激変や、IT革命によるグローバリゼーション、規制緩和、新自由主義、リーマンショックなど、日本社会も大きな変貌を遂げています。
しかし、何と言っても日本では、東日本大震災による影響が大きく、日本全体の価値観も大きく揺らぎ、転換期を迎えているようです。
本書は、大きく以下の5つの期間に分けて編集されています。
1.1926年-1945年
2.1945年-1959年
3.1960年-1972年
4.1973年-1989年
5.1989年-2011年
それぞれの期間の分かれ目には大きな「事件」があり、上記の分かれ目の年を見れば、予想がつくのではないでしょうか。
最初の分かれ目は言うまでもなく、「終戦」で、次は「高度成長の始まり」でしょう。続いて、「第1次石油危機」、「昭和の終わりと平成の始まり」という形で区切りとしています。
この年表は、私たちが生きてきた時代を振り返り、とくに自分の「人生棚卸し」をして、自分の「強み」や「弱み」を見つける時に、時代背景とともに思い出すのに役立ちます。
また、これからの時代をい予測するに際しても、歴史を事件や出来事とともに振り返ることは有益でしょう。
あなたも本書を読んで、自分の人生を振り返ったり、将来の予測や計画に役立ててみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を