「自分がこれまで生きてきた道を文章にすることで、お金に換えていける力をつけたい」という気持ちを叶えていく「ビジネスに使えるプロフィールの書き方」を教えてくれる本があります。
本日紹介するのは、日本名刺協会理事、名刺研究所所長で、仕事が取れる名刺の専門家である福田剛大さんが書いた、こちらの書籍です。
福田剛大『起業家･個人事業主のための 絶対に選ばれる！「ビジネス･プロフィール」のつくり方』（同文館出版）
この本は、「プロフィールを変えることでビジネスが発展する本」だと、著者は述べています。そして、想定読者として、「自分自身をブランドとして、ビジネスを行っている方」を挙げています。
本書は以下の５部構成から成っています。
１．自分が付き合いたい人に選ばれて、ビジネスをするには
２．あなたの中にある本当の自分を導き出そう
３．仕事の取れるプロフィールを作ろう
４．メディアごとの活用ポイント
５．専門家に聞くプロフィールのポイント
本書の冒頭で著者は、ビジネス・プロフィールとは、「あなたが付き合いたい相手や業界（お客様）に対して、自分自身の経験、実績、想い、趣味などから、お客様が得られるメリットを提示することによって、お客様に唯一無二の存在として記憶に留められて愛着を形成し、かつ他人と競争することなく、価格を提示できる関係を築くもの」と定義しています。
この本では、仕事の取れるプロフィールとして、次の２つの型を用意しています。
◆ 自分自身の想いを全面的に語る「ストーリー型」
◆ 客観的に自分がしてきたことを伝える「実績型」
著者の福田さんは、もともと名刺の専門家でしたが、名刺制作の過程で得たプロフィールづくりのノウハウを突き詰めていった結果、「仕事を呼び込むビジネス・プロフィールづくり」にまで仕事を広げてきた、と言います。
次にこの本では、「よいプロフィール」とはどういうものか、という問いに以下のように答えています。
◆ 何屋なのかがすぐにわかる
◆ 得られるものがすぐにわかる
◆ 申し込む理由がすぐにわかる
以上の３つが、しっかりと相手に伝わっているプロフィールが、よいビジネス・プロフィールということになります。
それから、ソーシャルメディア時代に求められるプロフィールとして、人柄や縁を大切にすることだ、と本書では述べています。それには、次の５つのメリットを有する「ストーリーにすること」が有効です。
１．相手が聞きやすく、受け入れやすい
２．相手の気持ちを投影できるため共感しやすい
３．記憶に残りやすい
４．学習効果を高める効果がある
５．自分自身が話しやすい
そして、本書の中盤では、「ビジネス・プロフィール作成」５つのポイントを以下のように説明しています。
１．読んでもらいたい相手を想定する
２．自分の強みを考える
３．相手の「なぜ？」に答える
４．読んでほしい相手が反応するキーワードをつくる
５．必須情報を整理する
本書の後半では、でき上がったプロフィールの活用方法や、ホームページ、ブログ、名刺、セミナーチラシ、ニュースレター、出版企画など、実際の事例として紹介していて参考になります。
また本書の最後には、プロフィールに精通している、次の専門家２名へのインタビューを掲載していて、興味深く読むことができます。
◆ 山口拓郎（プロフィールライター）
◆ 青山華子（仕事が取れるアドバイザー）
さらに、最近の人気トレンドとして、漫画の活用、動画の活用について触れています。
この本は、「ビジネス・プロフィールをうまく書くためのマニュアル」というより、「自分の生き方そのものがビジネスに直結する」ことを伝え、「夢の実現」に近づけてくれます。
あなたも本書を読んで、自分の夢宣言そのものであるプロフィールを磨いていきませんか。
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では、今日もハッピーな１日を
