書評ブログ

『超高齢社会マーケティング』

「日本の超高齢社会と高齢者市場をどのように捉え、いかにビジネスを展開していけばいいか」について、電通シニアプロジェクトが蓄積した豊富な高齢者に関するインサイトと知見をまとめた中間報告の書籍があります。

 

 

本日紹介するのは、電通シニアプロジェクトおよび同プロジェクト代表の斉藤徹さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

電通シニアプロジェクト斉藤徹『超高齢社会マーケティング-8つのキーワードで攻略する新・注目市場の鉱脈』(ダイヤモンド社)

 

 

この本は、高齢者市場へのアプローチ3つのステップに分け、そのステップに対応する形で以下の3部構成から成っています。

 

 

1.高齢者市場の全体像を掴む

 

2.攻略の切り口を設定する

 

3.マーケティングを実践する

 

 

まず、高齢者市場の全体像としては、これだけは知っておきたい「超高齢社会の傾向と対策」について、解説されています。

 

 

高齢者市場は、①多世代とは本質的に異なるマーケットで、②年齢・世代・年代によって異なるアプローチが必要、という特徴があります。

 

 

つまり、以下のように年齢ステージ別の意識変化が見られる、ということです。

 

 

◆ 人生後半期がスタートする40代後半~50代

 

◆ 定年を機に大きな曲がり角を迎える60代

 

◆ 終活と向き合っていく70代

 

 

そして以上の意識変化に応じて、タイプ別に高齢者にアプローチする必要がある、というのが本書の主張です。

 

 

 

次に、超高齢社会の市場を攻略する、次の「8つのキーワード」を本書では紹介しています。

 

1.自分ゴト化

2.キモチ年齢・カラダ年齢

3.時間消費

4.多死社会

 

5.おひとりさま

6.なじみとこだわり

7.納得コミュニケーション

8.第3の場所

 

 

それぞれのキーワードについては、聞いたことのある言葉もあると思いますが、この本ではとても分かりやすく具体的に説明されていて参考になります。興味ある方はぜひ、本書を手に取ってお読みください。

 

 

最後に、マーケティングの実践については、以下の5点について、具体的な進め方が解説されていて役に立ちます。

 

◆ 生活行動調査

◆ 商品企画

◆ 広告表現

◆ 店づくり

◆ 商品パッケージ

 

 

これらのマーケティング手法は、明日からでもすぐに使える実践的なもので、実務に携わる方はぜひ本書の一読をお薦めします。

 

 

あなたも本書を読んで、高齢者市場の全体像と攻略法、マーケティングの実践ノウハウを学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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