徳本昌大氏は、複数の広告会社を経て現在は、コミュニケーション・デザインのコンサルタントとして活躍している。「ソーシャルおじさんズ」 というソーシャルメディアに詳しいおじさんコミュニティーの代表でもある。
また、高橋暁子氏は、元小学校教員で、ミクシィをきっかけに出版、講演活動を行うようになり、しかもその間、出産や子育てをしている最中だった。
ソーシャルメディアの力によって、自らの不利な状況を有利に変えるということを、まさに身を持って実践してきた二人だ。不利な過去を武器にして、ビジネスを展開できたのは何故なのか。
本書はその答えを、１０カ条に整理して読者に提供するものだ。前半の５カ条を高橋氏が、後半の５カ条を徳本氏が担当している。ソーシャルメディアの大きな力や可能性、また活用の成功法則が学べる。
本書による、ソーシャルメディアを武器にするための１０カ条とは以下の通りだ。
１．専門家たれ
２．アウトプットで自分もまわりも巻き込む
３．手を挙げる準備をしておく
４．緩い絆のコミュニティを作る
５．ソーシャルで出会い、つながり、リアルで会う
６．即レス、即アクションを心がけよ
７．Give & Give 貢献こそがソーシャルメディア
８．仲間を見つけて協力し合う
９．伝える力と聞く力をソーシャリアルで鍛えよ！
１０．プラットフォーム （基盤） を作る
本書は決して机上の空論ではなくて、実際の経験と知識に裏打ちされた１０カ条だ。ビジネスにしろ、プライベートにしろ、ソーシャルメディアを使って成功する人が続々誕生している。
不利を有利に変えて新しい一歩を踏み出したい全ての方々に本書を心から推薦したい。
