「無縁社会、孤独死なんて関係ない!」として、人生をいきいきと過ごすコツを述べている本があります。
本日紹介したいのは、PR会社として上場を果たした株式会社サニーサイドアップ創業者の高橋恵さんが書いた、こちらの本です。
高橋恵『幸せを呼ぶ「おせっかい」のススメ』(PHP研究所)
この本は、「おせっかい」のおかげで仕事もうまくいき、人生そのものも楽しく豊かになった、という著者の高橋恵さんが、人生を振り返って、家庭や仕事に役立つであろう「おせっかい」を「10のルール」として、まとめたものです。
「おせっかい」を辞書で調べると、「出しゃばって余計な世話をやくこと。またその人」と出てくるそうです。
本書は、「出しゃばり」も「世話やき」も、それは本当にいけないことなのでしょうか、と疑問を呈して、むしろ今の時代に必要なことではないかという問題意識で書かれています。
この本は以下の10部構成にて、「おせっかい」の「10のルール」をまとめています。
1.「おせっかい」は言葉と行動が同時
2.「おせっかい」は一生懸命
3.「おせっかい」は段取り上手
4.「おせっかい」は人と人との縁をつくる
5.「おせっかい」はアイデアの源
6.「おせっかい」は悩まない、へこまない
7.「おせっかい」の報酬は自己満足
8.「おせっかい」の手紙術
9.「しようがない人だなぁ」と思わせる
10.「おせっかい」は伝染する
本書には、著者の高橋さんがかかわった様々な「おせっかい」のエピソードが紹介されていて、とても参考になります。
仕切り上手、一生懸命で悩まない、場が楽しくなるなど、読んでいて読者の方が楽しくなってきます。
また、「人の心には土足であがりなさい」など、常識とは反対のことを提唱していて、勉強になることも数多くあります。
具体的なエピソードや著者の失敗談などは、敢えて紹介しませんので、ぜひ本書をお読みください。必ず役に立ちます。
最後に、著者の長女で、株式会社サニーサイドアップ代表取締役の次原悦子さんが、「娘より」と題して、メッセージを寄せています。
「母のおせっかいを疎ましく思ったこともありましたが、“ 絆 ” の時代、今ほど母のおせっかいを誇らしく思うことはありません。」という、娘さんの言葉は、「おせっかいな」親として、ほんとうに嬉しいことでしょう。
2011年3月11日の東日本大震災により、生きていく上で一番大切なものはなんなのかを私たちは考えさせられました。
自然の猛威の下では、お金も、大きな家も、宝石も、何の価値もありません。まさに、人との「絆」の大切さを改めて思い知ったのです。
「世界中が “ やさしいおせっかい ” にあふれれば、きっと世界は平和になる」
娘の次原さんがいつも聞いていた、母親である著者・高橋恵さんの言葉だそうです。
「おせっかいが世界を救う? 思わずふき出してしまった母の言葉ですが、もしかすると、それもまんざら実現不可能ではないような、そんな気がしてきました。」という娘の次原さん、今では母に負けないくらいの「おせっかいやき」だということです。
この本は、「人と感情を」大切にする人を育てるための、重要な一歩になる書です。
あなたも本書を読んで、幸せを呼ぶ「おせっかい」を実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を