定年後を心身ともに元気に過ごすために、50代のうちから心しておくべき事項とその準備のポイントをまとめた本があります。
本日紹介するのは、東急エージェンシーの支店長を経て独立した作家の江坂彰さんが書いた、こちらの書籍です。
江坂彰『60過ぎて後悔しないために50代でしておくべきこと、してはならぬこと』(すばる舎リンケージ)
この本は、「毎日が日曜日はさほどいいものでもない、いまのうちに定年後にもう一度人生を生きるための準備を!」と呼び掛けて記された書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.仕事に関する、しておくべきこと、してはならぬこと
2.お金に関する、しておくべきこと、してはならぬこと
3.生活に関する 、しておくべきこと、してはならぬこと
4.健康に関する 、しておくべきこと、してはならぬこと
5.生きがいに関する 、しておくべきこと、してはならぬこと
6.夫婦・家族に関する 、しておくべきこと、してはならぬこと
7.死に関する 、しておくべきこと、してはならぬこと
定年後の人生を考えた時に、誰しもが悩むテーマを、この本ではすべて網羅して論じています。
定年後を見据えた準備として、50代から取り組むのに確かにそうだ、と私が個人的にも感銘を受けた事項について、以下に紹介しておきます。
◆ 定年後の収入は現役時代の半分以下といまのうちから覚悟する
◆ いちばん頼りになるのは「人脈」だから自前で根気よく築いておく
◆ 「そんなに儲からなくいてもいい」から起業はスタートする
◆ 会社人間でいることがいかにハイリスクかを認識する
◆ しょせん未来はわからない、考えすぎて自分を追い込まない
◆ ずばり借家のほうが有利、持ち家は安心材料と言える
◆ 車好きでもないかぎり都会派は車を手離す
◆ マネーゲームが得意でないならほどほどの価値で満足する
◆ 金の貸し借りだけは絶対にしないこと
◆ 他社との比較はやめて幸福度を自分の尺度で判断する
◆ 経験や資格を生かしたボランティアも選択肢に入れる
◆ 仕事をくれるのは「ひと」しかいない
◆ 非効率の大切さを認められるようになれ
◆ 好きでもないことを無理してやるな
◆ ひとりでできる趣味と仲間が必要なものと両方持つ
◆ 教養を高めることを楽しめ
◆ ひとりで寿司屋に行ける格好いいおじさんになれ
◆ 人生それぞれ、人さまざま、自分で自分の生きがいを見つけるべき
◆ 万人が望む幸福などない
◆ 老後の生き方に手本はない、老いの美しさを感じられる文化を作れ
◆ 子どもに見返りを期待しない
◆ 夫婦の会話を求めすぎない
◆ アナログな人間関係も見直しておく
◆ 好きな連中とだけ付き合ってもいい
◆ いいひとよりも憎まれても記憶に残るひとになれ
本書の締めくくりとして、「3年連用日記」をつけるよう提案されています。ある目標を立てて、「3年連用日記」だったら、目標に向けてどこまで進捗したか、自分がどれくらい成長したかが分かるからだ、と言います。
最後に本文中に登場した人物やその著書、企業などが紹介されていて、参考になります。
あなたも本書を読んで、50代のうちから「定年後の準備」をしっかり考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を