『日本国・不安の研究』

2020.03.05 (木)

日本のGDP550兆円の1割を占め、今や自動車産業と肩を並べる規模になっている「医療・介護産業」のタブーに斬りこみ、生産性革命を提言している本があります。

 

 

本日紹介するのは、1946年長野県生まれ、小泉首相より道路関係四公団民営化推進委員会委員に任命され、東京都副知事、東京都知事、および大阪府・市特別顧問を歴任した作家の猪瀬直樹さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

猪瀬直樹『日本国・不安の研究』(PHP研究所)

 

 

この本は、医療産業(43兆円)と介護産業(12兆円)は、トータル55兆円(日本のGDP550兆円の1割)の規模にあり、自動車関連産業55兆円に匹敵する産業であるのに、生産性が驚くほど低いことに対して、警鐘を鳴らしている書です。

 

 

 

本書は以下の4部構成から成っています。

 

 

1.国民医療費43兆円のからくり

 

2.戦国時代の介護産業はどこへ向かうのか

 

3.薬局調剤医療費の闇

 

4.老後のお金と生き方

 

 

 

この本の冒頭で著者は、日本の国民医療費が急激に拡大していることを記しています。高齢化がその背景にありますが、構造的な問題もあり、以下のポイントを提示しています。

 

 

◆ 医療と介護の狭間に解決策が隠れている

 

◆ 医療・介護経済学がなければおかしい

 

◆ 暴力として現れる「孤独」

 

◆ 生活保護費の半分が医療扶助費

 

 

 

次に、介護産業が向かう方向について、本書では以下のポイントを挙げています。

 

 

 

◆ 介護保険制度の危機

 

◆ ケアマネージャーの矛盾

 

◆ 地域コミュニティの再構築

 

◆ 介護事業、社会福祉事業の生産性向上

 

 

 

この本の後半では、薬局調剤医療費の問題を取り上げていて、患者への大きな負担、ひいては税金の負担拡大の構造を明らかにしています。論点は次の通り。

 

 

◆ 余裕資金=調剤薬局(フェラーリに投資)

 

◆ 医薬分業の間違った改革と高い政策コスト

 

◆ 薬学部の増加と過剰な薬剤師数

 

◆ 大型調剤薬局の跋扈

 

 

 

本書の最後では、人生百年時代のお金と生き方について考察しています。論点は以下の通り。

 

 

◆ シルバー人材センターのまやかし

 

◆ 医療・介護を産業としてとらえる、年金は産業ではない

 

◆ 電子国家エストニアが描く未来

 

◆ 家族の幸福を原点にした「枠」の改革

 

 

 

あなたも本書を読んで、日本国の不安の構造を学び、自ら人生百年時代のお金と生き方について考えてみませんか。

 

 

 

2020年3月27日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第46回】高齢社会日本の医療・介護問題に斬り込む本、似て紹介しています。

 

 

 

 

 

毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

 

 

 

では、今日もハッピーな1日を!

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