書評ブログ

『平常心のコツ-「乱れた心」を整える93の言葉』

「『心の安定』は、その人に安らぎをもたらします。正しい判断、間違いのない行動の基になります。その人の人生をいい方向へ導きます。その人は幸福感を持って暮らしていけます。」と述べて、心を安定させるためのものの考え方や実践方法を紹介している本があります。

 

 

本日紹介するのは、学習院大学を卒業資生堂に勤務したのち独立して、心理学、東洋思想、ニューソート哲学に基づいた人生論の研究に従事し、20年間の研究結果を体系化した「成心学」理論を確立し、人々に喜びと安らぎを与える著述活動を開始した心理カウンセラーで多くの著書を持つ植西聰さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

植西聰『平常心のコツ-「乱れた心」を整える93の言葉』(自由国民社)

 

 

この本は、おだやかな人生を生きたいあなたに向けて、「乱れた心」を整える93の言葉を、「平常心のコツ」として提示している書です。

 

 

 

本書は以下の9部構成から成っています。

 

 

1.他人の言葉に惑わされない

 

2.クヨクヨしないで生きていく

 

3.鈍感に生きていくほうが幸せになれる

 

4.自分の弱さに素直でいるから、心が安らぐ

 

5.「どうにかなるさ」と楽観的でいる

 

 

 

6.「人は人、自分は自分」の関係で人とつきあう

 

7.成り行きに任せるほうが、いい結果が出る

 

8.心を癒す方法を持っておくから持続力がつく

 

9.バランスよく生きることを心がける

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「何かと慌ただしい今の世の中では、少し鈍感なぐらいで生きていくほうがいい」と述べて、以下の考え方や言葉ポイントとして紹介しています。

 

 

◆ 非難されたことを「ありがたい」と思う

 

◆ 信念を持つ、執着は捨てる

 

◆「ありがとう」という言葉で、自分の気持ちを落ち着ける

 

◆ 笑顔が心を安らげてくれる

 

◆「もうダメだ」という状況から、人生は好転する

 

 

 

◆ 失敗から成功のヒントを学ぶ

 

◆ 上手に忘れて、サッパリするのがいい

 

◆ 鈍感力が自分を救う

 

◆ コンプレックスがあるから、人に好かれる

 

◆ 将来のことは、おおざっぱに考えておく

 

 

 

続いて、楽観的に考え、成り行きに任せる考え方を紹介しています。私が共感する言葉は次の通りです。

 

 

◆ 笑顔でいるから、うまくいく

 

◆「てきとうに」生きていくほうが上手くいく

 

◆ 今日の今だけのことを考える

 

◆ 運勢が悪い時はじっとしている

 

◆ イヤな経験をたくさんしている人ほど、話のネタが多い

 

 

 

◆ 礼儀正しく、言いたいことを言う

 

◆ 笑うと、心にゆとりが生まれる

 

◆「思い通りにならないのが人生」と知っておく

 

◆ たんたんと努力して、夢を叶えるのがいい

 

◆ お金は「いいこと」に使う

 

 

 

本書の最後では、心を癒し、バランスよく生きるコツが記されています。とくに共感できるポイントを以下に挙げておきます。

 

 

◆ 適度に休息して、体調を整える

 

◆ つらい体験をプラスに考え直す

 

◆ 急いでいる時ほど、ゆっくり動く

 

◆ プライドは強からず、弱からず

 

◆「ありがとう」と言ってくれる人だけに意識を向ける

 

 

 

あなたも本書を読んで、「平常心のコツ」を学び、乱れた心を整えてみませんか。

 

 

 

2020年6月20日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第131回】心理カウンセラーが提唱する「平常心のコツ」にて紹介しています。

 

 

 

 

 

 

毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

 

 

では、今日もハッピーな1日を!