『ファンベース』

2018.05.18 (金)

「人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには “ ファンベース ” が絶対に必要だ。」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、電通にてマス広告、ネット広告、コミュニケーション・デザインなどに携わった後、2011年に独立して、現在はコミュニケーション・ディレクターとして、株式会社ツナグ代表である佐藤尚之さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

佐藤尚之『ファンベース』(ちくま新書)

 

 

この本は、支持され、愛され、長く売れ続けるための「ファンベース」の重要性について解説した書です。

 

 

「ファンベース」とは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売り上げや価値を上げていく考え方であり、その重要性効果的な運用方法を、豊富なデータや事例を挙げて具体的に紹介しています。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.ファンベースは、あなたが思っているより、たぶん、すっと重要だ

 

2.キャンペーンや単発施策を、一過性で終わらせないために

 

3.ファンベースが必然な3つの理由

 

4.ファンの支持を強くする3つのアプローチ~共感・愛着・信頼

 

5.ファンの支持をより強くする3つのアップグレード~熱狂・無二・応援

 

6.ファンベースを中心とした「全体構築」の3つのパターン

 

7.ファンベースを楽しむ(もしくは実行の際のポイントの整理)

 

 

 

この本の冒頭で著者は、ファンとは「起業やブランド、商品が大切にしている『価値』を支持している人」と定義したい、と述べています。

 

 

そして、以下の理由で、今後「ファンベース」という考え方抜きで発想するのは難しくなるだろう、と著者の佐藤さんは説いています。

 

 

◆ 少数のファンが売り上げの大半を支えている

 

◆ 今いるファンを大切にして彼らのライフタイムバリューを上げていくことは、収益の安定・成長に直結する

 

 

つまり、くり返し購入してくれるファンこそが、実は売上を支える大黒柱だ、ということです。

 

 

今や短期キャンペーン施策のチカラが急速に失われてきているのが現状です。

 

 

そうした中で、企業の本業とは「生活者の課題解決」であり「笑顔を作ること」なのです。それを日々実行している企業活動は、それ自体が「社会貢献」です。

 

 

 

そうは言っても、短期キャンペーン施策単発施策もいろんな意味で大切で、中長期ファンベース施策とつなげて、「価値に対する好意」を資産化していく必要がある、と著者は言います。

 

 

 

次に、ファンベースが必然な理由として、本書では以下の3点を挙げています。

 

 

1.ファンは売り上げの大半を支え、伸ばしてくれるから

 

2.時代的・社会的にファンを大切にすることがより重要になってきたから

 

3.ファンが新たなファンを作ってくれるから

 

 

これらの中味の詳細については、ぜひこの本を実際に手に取ってお読みください。

 

 

 

続けて、本書では「ファンの支持を強くする3か条」を次の通り、挙げています。

 

 

1.その価値自体を、アップさせること → 「共感」を強くする

 

2.その価値を、他に代えがたいものにすること → 「愛着」を強くする

 

3.その価値の提供元の評価・評判を、アップさせること → 「信頼」を強くする

 

 

 

さらに、身内であり、コアファンという、支持をより強くするには、共感を「熱狂」に、愛着を「無二」に、信頼を「応援」に、アップグレードしていく必要がある、と著者は言います。

 

 

 

この本の後半では、ファンベースを中心とした「全体構築」の3つのパターンを以下の通り、説明しています。

 

 

1.中長期ファンベース施策のみで構築する

 

2.短期・単発施策でファンをゼロから作っていくところから始める

 

3.中長期ファンベースを軸に、短期・単発施策を組み合わせていく

 

 

 

本書の締めくくりとして、ファンベースを楽しむこと、すなわち、ファンベース施策の実行のポイントを整理して、次の通り提示しています。

 

 

◆ スモールスタートで楽しむ

 

◆ 時間をかけることを楽しむ

 

◆ ファンになってもらう過程を楽しむ

 

◆ 常連さんをお迎えすることを楽しむ

 

◆ ファンという少数と楽しむ

 

◆ コミュニティ運営を楽しむ

 

◆ キレイゴトを楽しむ

 

 

 

この本の「あとがき」で著者は、2015年11月に、ロバート・ウォールディンガー教授が行った「TED」スピーチを紹介しています。

 

 

同教授の75年に亘る研究結果は、以下の結論です。

 

 

「人生を幸せにするのも、人を健康にするのも、人間同士のつながりである。」

 

 

私たちを健康かつ幸福にするのは、良い人間関係に尽きる、ということです。そして、人間関係に関して、次の3つの大きな教訓があったそうです。

 

 

1.周りとのつながりは健康に本当に良い

 

2.50歳でもっとも幸せな人間関係にいた人が80歳になってもいちばん健康だった

 

3.良い関係は、身体の健康だけでなく脳をも守ってくれる

 

 

 

この「つながり」と、「企業とファンとのつながり」は、そのまま結びつくわけではありませんが、幸せや健康に直結していたら、それは素晴らしいことだ、と著者は述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、「ファンベース」という考え方について学び、実践してみませんか。

 

 

 

速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊読むビジネス力アップ読書法「17の秘訣」』 を無料で差し上げます。ご請求はこちらをクリックしてください!

 

 

http://jun-ohsugi.com/muryou-report

 

 

では、今日もハッピーな1日を

 

 

速読・多読ができる読書術

無料レポートはこちら »

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 『ファンベース』

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@jun-ohsugi.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP