本田直之 『ノマドライフ』 (朝日新聞出版)

2014.08.08 (金)

本田直之氏は、レバレッジコンサルティング株式会社の代表取締役社長兼CEOで、ハワイと東京でデュアルライフを実践する、元祖ノマドの達人だ。

 

数多くの日米ベンチャー企業への投資事業を行うとともに経営アドバイスを行っている。少ない努力で最大限の成果を挙げることをコンセプトにしたレバレッジマネジメントを提唱している。

 

著書も30冊以上、累計200万部を超える販売を記録している作家でもあり、大好きなハワイに半年住む自由なライフスタイルは、私も手本として憧れている。レバレッジ・シリーズの著書は多くの読者を獲得している。

 

本田氏は、ノマドライフを、単にオフィスや会社という場所に縛られずに自由なワークスタイルで仕事をするという狭い意味ではなく、総合的なライフスタイルを自分で好きなようにデザインする生き方の問題と定義している。

 

本田氏は、ノマドスタイルを実現するには周到な準備が必要で、決してすぐに会社を辞めてフリーになると考えてはいけないと説いている。本田氏自身は、15年間の準備ステップを経てノマドスタイルを実現した。

 

ノマドライフまでの6つのフェーズとして、著者は経験も踏まえて以下のように整理している。

 

1.ベース構築期 : 仕事、営業、海外生活のノウハウ蓄積 (5年)
2.方向性の模索期 : 未来のベーシック・インカムを作る (3年)
3.未来につながる実績を残す時期 : ノウハウ完成、成果を挙げる (5年)
4.転換期 : ライフスタイルのブラッシュアップ、人脈形成 (2年)
5.実践期 : デュアルライフ実践、ノウハウ完成 (5年)
6.シェアの時期 : ノウハウを伝えて仲間を増やす

 

ノマドライフに大切なのは、本業一本でなく複業で行くこと、仕事と遊びの垣根をなくすこと、思考を柔軟にすることなどだ。時間と場所の制約がなくて、生産性が高いのがノマドライフだ。

 

都心の仕事で収入を得て、地方というアフォーダブル・ロケーション( a.l. )の生活でコストを下げるのもノマドライフの実践だ。ポイントは、地方にいながら都心の仕事をするということ。

 

インターネットやSNSなど、テクノロジーの進展がそうした働き方を可能にしている。効率化によって自由を生み出すことも重要だ。

 

また、私が感銘を受けた点として、著者がノマドライフの実践の中で、「アイデアと移動距離は比例する」と述べていること。本田氏は、車や電車、飛行機などで移動中に、様々なアイデアを生み出してきたという。よくクリエイティブ思考は移動で進化するということだ。

 

私も東京と地方に住居を持ち、毎月のように日本全国を飛び回るライフスタイルを実践しているので、移動中にアイデアを生み出すという本田氏の経験がよく理解できる。私も何か思いつく時は移動中が多い。

 

最後に著者は、「自己ブランド」強化のための「セルフメディア」を持つべきだと提唱している。ツイッターやフェイスブックなどのSNS、およびブログによる情報発信だ。

 

フランスの知性と呼ばれる経済学者のジャック・アタリ氏が 『21世紀の歴史』 (作品社)で予言した通り、世界中どこにいても自ら仕事を創出し、制約のない働き方を実現している 「ハイパーノマド」 が世界に数千万人いる。

 

ノマドライフの実現という夢に向かっている全ての人々に本書を心から推薦したい。

 

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