「努力は報われる」「夢は叶うと教えられてきたが、現実はそう甘くない。」「無理せずに、自分らしく生きよう」そんな価値観が社会に広がったコロナ禍では、自粛モードにあわせて多くの人が仕事との距離を見直したことを指摘している本があります。
本日紹介するのは、『お金2.0』『世界2.0』で知られる起業家の佐藤航陽さんが、現代社会における新しい生き方を提案する、こちらの書籍です。
佐藤航陽『ゆるストイック ─ ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考』(ダイヤモンド社)
この本は、情報過多な現代において、ノイズに惑わされずに自分の目標に集中し、充実した日々を送るための思考法「ゆるストイック」を解説した書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.時代が「ゆるストイック」を求めている
2.ゆるストイックの心の準備
3.「世の中の仕組み」をゆるく理解する
4.ゆるストイックに過ごす方法
5.ゆるストイックを持続するコツ
6.不確実な未来に備える
この本の冒頭で著者は、「優秀な人は淡々と黙々と自分のやりたいことができる」と述べています。
本書の前半では、「今がどんな時代なのかを知っておく」「自分の中の偏見を取り除く」ことの大切さについて、以下のようなポイントで説明しています。
◆ 「意識高い系」でも「冷笑主義」でもない、新しい生き方
◆ 「ゆるさ」と「ストイックさ」のバランス
◆ 「ノイズ」に邪魔されずに1日を積み上げる
◆ 「努力は報われる」「夢は叶う」の幻想に気づく
◆ 無理せず生きる時代に求められる視点
この本の中盤では、「『努力・運・才能』の関係を深く知る」「『自分』を知り、『自分』を変え続ける」ための考え方と実践法が紹介されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 情報を遮断することで集中力を取り戻す
◆ 古くなったツールや価値観を手放す
◆ 成功のカギは才能ではなく、運に左右される
◆ 努力と試行錯誤を戦略的に分けて考える
◆ 意志に頼らず、習慣を味方につける方法
本書の後半では、「『運』をコントロールする」「分断の時代に備える」ための考え方や行動が語られています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 試行回数を増やすことで運を味方にする
◆ 年齢ごとに変わる脳の特性を活かす戦略
◆ 社会の分断に負けない「リアルなつながり」を持つ
◆ 複数のコミュニティに属して多様性に触れる
◆ 新しい技術に対してオープンであり続ける姿勢
この本の締めくくりとして著者は、「『今日』が人生最後のつもりで生きる」ことが、ノイズに支配されない生き方につながると述べています。
あなたも本書を読んで、「ゆるストイック」という新しい思考法を取り入れ、ノイズに惑わされず自分の時間を自分の手に取り戻してみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3719日目】