「高い評価を得て “上に行く人” と、ずっと同じポジションに留まっている “ここまでの人” との違いはどこから生じるのか」と問いかけ、その答えを教えてくれる本があります。
本日紹介するのは、一部上場企業の人事部門にて、人材開発、人材採用、各種制度設計などを手がけ、研修やセミナーなどが高い評価を得ている、中尾ゆうすけさんが書いた、こちらの書籍です。
中尾ゆうすけ『上に行く人が早くから徹底している仕事の習慣』(すばる舎)
この本は、「日々の仕事に打ち込むだけでは昇進は難しい」として、いかにして高い評価を得て、上に行くかという、他書ではなかなか明かされない真実にも斬り込んで書かれています。
つまり、「仕事は頑張って当たり前」で、それだけで上に行くことは難しく、次のようなことも必要になります。
◆ 組織の中で自分の存在を認知させ、人より多くのチャンスをつかむため、成果プラスアルファのアピール
◆ 抜擢する側の上層部は何を見て人を引き上げているかを知る
◆ 上層部の視界に「任せられる人物」として映るには何をすればいいかを知る
また、とくに大切なのは、「会社の中での選別はかなり早くから始まっている」ことです。
したがって、早い段階から戦略的に仕事をしてきた人との間についてしまった差を逆転するのは、大変な努力をともなう、ということになります。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.上に行く人は周りがよく見えている
2.当事者意識の差が成否を分ける
3.マネジメントの基本は気遣いにある
4.規律を乱さない意見の通し方
本書の前半では、「上に行く人は周りがよく見えている」と指摘していて、上に行く人がやっている「差がつくポイント」は次の6点です。
◆ 全体の成果に貢献している
◆ 力不足を認めて頭を下げる
◆ 周りとスムーズに連携する
◆ 弱みを減らそうとする
◆ 上司の上司ともつながっている
◆ 得るべきものはその場で得る
次に、上に行く人のポイントとして、成否を分けるほど重要なのが、「当事者意識」ということを、著者は挙げています。
とくに、スケジュール管理、長期計画をしっかりと立て、仮説を立てて論理的に行動し、「有言実行」でプロセスもオープンにしていきます。
そして、「できない、分からない」などの否定語を禁句にして、変えるべきものは変えていく行動力を持つことです。
本書の後半では、マネジメントの基本として、「気遣い」について、注意点がまとめられています。
そして最後に、規律を乱さず、しこりを残さないで、いかに意見を通すかというテクニックを説明しています。
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では、今日もハッピーな1日を