「睡眠は世界一カンタンで効果的な自己管理法です。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、薬剤師として延べ5万人以上の眠りの悩みに関わり、日本にわずか10名しかいない「シニア睡眠改善指導員」資格を取得している快眠アドバイザーの小林瑞穂さんとイラスト漫画家・森下えみこさんが書いた、こちらの新刊書籍です。
小林瑞穂・森下えみこ『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
この本は、次のような人のために書かれました。
◆ ここ最近、スッキリ起きたことがない
◆ ここ最近、気持ち良く寝付けたことがない
◆ ここ最近、よく「疲れた」「眠い」と言っている
◆ ここ最近、頭で思うよりも仕事がはかどらない
◆ ここ最近、「急にフケたかも」と感じる
◆ ここ最近、顔だけで相手の名前が出てこない
でも、仕事、勉強などをバリバリ頑張りたい人のための本です。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.3つの「仕事力」と睡眠のすごい関係
2.たった「3つのコツ」で、たちまち仕事力アップ!
3.仕事力をさらに上げる「ちょい足し」アクション
4.こんなときどうする? 知っ得「快眠Q&A」
この本の冒頭で著者は、「仕事力」を以下の3つの力と定義しています。
1.作業力; アウトプット能力(作業のスピード、正確性、完成度)
2.記憶力; インプット能力(脳のパフォーマンス力)
3.印象力; コミュニケーション能力(言語・見た目や話す雰囲気など非言語)
そして、これら「仕事力」をアップさせ、職場の生産性を上げるには、「睡眠」が重要なカギを握っている、と説いています。
また、「睡眠」、「心・思考」、「身体」は驚くほどつながりが深い、と著者は言います。つまり、「睡眠」、「心・思考」、「身体」は三位一体だということです。
なぜなら、①脳を休めているのは睡眠中で、②脳の活性化も睡眠中に行われ、③睡眠中に身体と心がつくられる、からです。
したがって、質の良い睡眠をとらないと、「疲れが取れない」「能力をアップできない」「身体も心も弱ってしまう」ということなのです。
本書の中心は、「仕事力」をアップさせる「質の良い睡眠」をとるためには、次の「3つのコツ」がある、と提唱していることです。
1.カーテンを開けて寝る
2.夜はゆるめる
3.朝は好きから始める
この「3つのコツ」を続けると、1日でスッキリ、1週間でハッキリ、3週間でバッチリだ、と本書では述べています。
それぞれの「コツ」について、詳しく知りたい方はぜひ、本書を手に取ってお読みください。ここでは敢えて詳細は書きません。イラストやワークシートなども掲載されていて、直接、実際に本を読んだ方が理解が深まります。
またこの本は、各単元の初めや途中に、漫画による解説もなされていて、興味が湧くように工夫されているので、アッと言う間に通読できてしまいます。
最後に、私が本書の「3つのコツ」を実践してみて効果があった点や、その他参考になった項目を以下に記しておきます。
◆ カーテンを開けて寝ると、リズムをつくる「体内時計」をリセットする効果がある
◆ 「入眠ホルモン」と言われるメラトニンの分泌時間がコントロールできると質のいい睡眠が取れる
◆ 「幸せホルモン」と言われるセロトニンが脳内にしっかり分泌されると覚醒され心を落ち着けてパフォーマンス発揮
◆ 自律神経の調整が最も大切
◆ 活動モードの「交感神経」と、休息モードの「副交感神経」のバランス
◆ 入浴と深呼吸がオススメ
◆ 朝は、ドキドキ、ワクワクの「好き」がポイントで、ドーパミンが出る
本書の後半には、「仕事力」をさらに上げる「ちょい足し」アクションや、こんなときどうする?という、知っ得「快眠Q&A」が掲載されていて、参考になります。
あなたも本書を読んで、「夜寝る前」と「朝起きたとき」がポイントになる「得する睡眠法」を実践してみませんか。
速読法・多読法が身につくレポート 『年間300冊読むビジネス力アップ読書法「17の秘訣」』 を無料で差し上げます。ご請求はこちらをクリックしてください!
https://jun-ohsugi.com/muryou-report
では、今日もハッピーな1日を