武器としての「システム思考」と「デザイン思考」を組み合わせて、イノベーションを起こすことを提唱している本があります。
本日紹介するのは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司さんが編者となっている、こちらの書籍です。
前野隆司『システム×デザイン思考で世界を変える』(日経BP社)
この本は、イノベーションを起こすためには、「システムとしてデザインし、マネジメントも刷新する」というやり方が必要だということを提唱している書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.イノベーションとは何か?
2.システム×デザイン思考の技法と活用事例
3.「武器」としてのシステム×デザイン思考活用術
この本の冒頭には、「システム思考」および「デザイン思考」とはいかなるものかが説明されています。「システム思考」とは、以下の特徴を持つものです。
◆ 木を見て森も見る
◆ 計画的なデザイン
◆ 確実な評価・検証
つまり、全体俯瞰(全体像としての構造理解)と構成要素のつながり(構造の緻密な詳細の理解)をそれぞれ多視点から見て可視化する思考で、左脳的なアプローチです。
一方、「デザイン思考」とは、右脳的なアプローチで、以下の3つの条件を満たしたデザイン手法を指すものです。
◆ オブザベーション(観察)
◆ アイディエーション(斬新なアイデアを生み出す)
◆ プロトタイピング(手や体でアイデアを試して改良)
そして本書では、多様な人たちがいっしょに考えることの重要性を説いていて、発散と収束を繰り返し、アイデアを生み出していくと説明しています。
この本の中盤から後半にかけては、システム×デザイン思考に関する様々な技法(ツール)、活用事例や活用術が紹介されていて参考になります。しょうさいはぜひ、本書を手に取ってお読みください。
また巻末には、「システム×デザイン思考をめぐる33のQ&A」が記されていて、より理解が深まる工夫がなされています。
あなたも本書を読んで、イノベーションに大切な「システム×デザイン思考」について学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を