「『すぐやる人』には共通点があります。それは、自然体でラクに取り組んでいること。やる気や根性に頼ることなく、無理せずサクサク動けているのです。」と述べて、科学的に先延ばしをなくす技術を伝えてくれる本があります。
本日紹介するのは、長野県出身、中央大学卒業、目標実現の専門家、メンタルコーチで、株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役の大平信孝さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
大平信孝『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』(かんき出版)
この本は、あなたの「すぐやる」スイッチを取り戻すための書です。このスイッチは誰もが持っているもので、「つい、先延ばししている人」は、そのスイッチの入れ方を忘れてしまっているだけなのです、と著者は言います。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.先延ばしがなくなる! 行動に「初速」をつける方法
2.集中力が驚くほど続く!「行動ブレーキ」の外し方
3.感情に左右されない! 行動マインドのつくり方
4.「忙しくて動けない」がなくなる! 時間の使い方
5.夢や目標に向かって一歩踏み出せる! 行動思考の身につけ方
この本の冒頭で著者は、「あなたを動けなくしているのは、あなた自身の脳です。」、「面倒くさがる脳をその気にさせることができさえすれば、『すぐやる』スイッチをオンにすることができるわけです。」と述べています。
本書の前半では、「行動に初速を付ける方法」および「行動ブレーキの外し方」について大切なコツを紹介・説明しています。主なポイントは次の通り。
◆ 試しに10秒だけ動いてみる
◆ 同じ場所で同じことをする
◆ 気乗りしないときは体を動かしてみる
◆ 朝の過ごし方は、1日の行動を決める重要な要素
◆ 集中できないときは、紙に書き出す
◆ 自分との約束にも「締め切り」を設定する
◆ プランを複数用意して、「想定外」をなくす
◆「音」と「姿勢」に意識を向けてみる
この本の中盤で著者は、「行動マインドのつくり方」および「時間の使い方」について、以下のコツを挙げて解説しています。
◆「すぐやる人」は、できるというポジティブなゴールイメージを自然と描いている
◆「できていること」に注目する
◆「結果目標」ではなく「行動目標」に注目する
◆ 他人ではなく、過去の自分と今の自分を比較するクセをつける
◆「時間の使い方=人生の質」である
◆ 仕事中は時間を15分単位で区切る
◆「本気の30分」を1日2回確保する
◆ 時間の質を上げる2つの視点は、➀成果が出ているか?、②心身のコンディションはいい状態か?
本書の後半では、「行動思考の身につけ方」について考察しています。主なコツは以下の通りです。
◆ 行動力は人生を変えるベース、「それを使って何をするか」を考える
◆ 人生を変えるには「ぶっとんだ目標」が必要
◆ 欲望にフォーカスすると、本当にやりたいことが見えてくる
◆「頭の声」「体の声」「心の声」を分けて聞く
◆「目的」と「取り組み内容」を明確にする
◆ 自分の価値観を理解すると、真の目的が見えてくる
◆ マイルストーンを3つ置く
◆ 目標をクリアする前に、もう一段高い目標を設定する
◆ 行動を大きく変えるセルフイメージを上げる
◆ セルフイメージの質が、目標やビジョンの質を決める
本書の巻末付録として、目標を着実に実現するための「振り返りノート」の書き方が掲載されています。「振り返りノート」活用のステップは以下の4つです。
1.ノートに、目標を実現するための「取り組み内容」を書く
2.「できたこと」「できなかったこと」を書き出す
3.「悩み・課題」を書き出す
4.軌道修正アクションプランを書き出す
また、この本の最後に、やる気に頼らず「過ぎやる人」になる37のコツが、超要約のキーワードとして記されていて参考になります。
あなたも本書を読んで、集中力が途切れない、モチベーションに左右されない、自己肯定感が上がる、「科学的に先延ばしをなくす技術」を身につけてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2615日目】