和歌山の山中(和歌山県日高郡日高川町)にある、わずか20坪ほどの小さな本屋「イハラ・ハートショップ」のユニークな活動を紹介している本があります。
本日取り上げているのは、イケモト書店枚方本店勤務を経て、イハラ・ハートショップのひとり店長となった井原万見子さんが書いた、こちらの書籍です。
井原万見子『すごい本屋!』(朝日新聞出版)
この本は、JR和歌山駅から在来線で60分の御坊駅で降りて、路線バスで川原河まで50分、さらに町のコミュニティバスに乗り換えて約20分で平橋バス亭で下車した、和歌山県日高郡日高川町(旧美山村)の平という山奥の集落にある小さな書店「イハラ・ハートショップ」の歴史と日常を描いた書です。
本書は、「山の本屋の春夏秋冬」と「山の本屋の事件簿」の2部に分けて、以下の12テーマについて、山の本屋の日常を描いています。
1.本屋の日常風景
2.本屋の仕事いろいろ
3.本屋さんとの交流
4.『こんとあき』エスキース展
5.『ねずみくんのチョッキ』原画展
6.「かいけつぞろり」原ゆたかさんサイン会
7.後路好章さんの「言葉の授業」
8.今森光彦さんおはなし会
9.宮西達也さんお絵かき会
10.御坊ライオンズクラブ「児童選書会」
11.『ねずてん』原画展
12.都築響一さんトークイベント
この本の冒頭で著者は、山の本屋の日常風景を紹介しています。それは、村の子どもたちの本との出会いであったり、さまざなな人との出会いや出来事です。
さらに、「イハラ・ハートショップ」の紹介や、本屋の仕事あれこれについて、そして近隣の保育園や小学校で行う「絵本の読み聞かせ」について記されています。
続いて、この山の書店を訪ねて来る多くの方々との交流について、「本屋で出会った人々」として、似顔絵イラストとともに紹介しています。次のような方々です。
◆ 伏見毅彦(テレビマンユニオン・ディレクター)
◆ 青田恵一(書店コンサルタント)
◆ 永江朗(フリーライター)
◆ 出版社の営業マン(農文協)
◆ 多くの雑誌ライター(書店経営、週刊ブックレビュー、月刊PHP、棚は生きている、エクスファイア日本版)
◆ タウン誌や地元紙の記者
◆ 白神潤一(毎日新聞和歌山支局長)
◆ トーハン(取次)担当者
◆ 塩見大輔(NHKニュースカメラマン)
◆ 都築響一(写真家・編集者)
あなたも本書を読んで、まちの本屋が果たす役割を、改めて考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を