「不安な人生や、満足していない人生を変えるには、まず自分自身が変わる必要があります。」と述べて、「変化の入り口は損得勘定でいい」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、大手広告会社、外資系企業を経て、エグゼクティブコーチとして独立、人材育成・組織開発コンサルタントで、株式会社チームダイナミクス代表取締役の三浦将さんが書いた、こちらの書籍です。
三浦将『損か得か いつもうまくいかない人生を変える18の思考法』(あさ出版)
この本は、「人生において、どんな “ 損 ” をしているかを明確にし、損をしないために自分自身を変えるための第1歩を踏み出す」ことを目的に書かれました。
本書は以下の8部構成からなっています。
1.プロローグ
2.本書の使い方
3.自分との関わり方での「損」をやめる
4.人との関わり方での「損」をやめる
5.仕事のやり方でのでの「損」をやめる
6.生き方での「損」をやめる
7.エピローグ
8.参考文献
この本の冒頭で著者は、結局、「続けられる人が勝つ」という現実を提示し、思い込みを変えれば損な生き方を変えられること、そしてそのために有効なのが「習慣化」であることを説明しています。
さらに、習慣化をを成功させるうえで特に大切なことは、「低いバーを設定し、日々超え続ける」ことだ、と著者は言います。
つまり、「急がず、焦らず、手抜きせず」が肝心なのです。
続いて本書では、「自分との関わり方」「人との関わり方」「仕事のやり方」「生き方」について、「損」をやめる18の思考法を解説しています。
私がとくに共感したポイントは次の通りです。
◆ 達成したいことに注目して生きる
◆ 本当の自分を前に出す
◆ ネガティブな意見に感謝する
◆ スケジュール帳をガラガラにする
◆ かなり適当にスタートする
◆ 自分が向上することに注目する
◆ 現在に集中し、ポジティブな未来に注目する
◆ 戦略的に利他的になってみる
さらに、18の思考法の最後に挙げられている「何をしたいか、どう死にたいかがわかっている人生」は、とても深いものです。
人生が有限であることに気づいた人は強い。「死」を考えることは、「生きる」ことを考えることです。
あなたも本書を読んで、「損」をやめることで、自分の人生を変えてみませんか。
2021年2月22日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第188回】人生を変える思考法「損か得か」にて紹介しています。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!【2452日目】