書評ブログ

『新版 東京で家を買うなら』

「家を購入すること自体」を目的・ゴールにするのではなく、「その家を購入することによって訪れる幸せな未来」をこそ目標にするべきだ、と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、株式会社フェスタコーポレーション代表取締役で、不動産コンサルタント後藤一仁さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

後藤一仁『新版 東京で家を買うなら』(自由国民社)

 

 

この本は、「家を買うなら、いつ、どのようなものを、どこに買うか」「失敗しない家選びのポイントは何か」がよくわからない人や、「今、すでにどこかの一戸建てやマンションを買おうとしているが、本当にその場所の、その物件を買っていいのか、その買い方でいいのか、契約前にもう一度確認したい人」に読んでもらうために執筆された書です。

 

 

 

本書は以下の7部構成から成っています。

 

 

1.家は今「買い時」か、買うならどんな物件がいいのか

 

2.戦略的に家を選ぼう

 

3.「消費の家」ではなく「資産の家」を持とう

 

4.「資産価値の下がらない家」の選び方

 

5.「安全性」を確認して災害リスクを最大限軽減させよう

 

6.幸せになる家の買い方

 

7.東京のおすすめ市区・沿線・エリア

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「幸せになる家」を買った人たちには、次の2つのことを考えて買ったという共通点がある、と述べています。

 

 

◆ なんとなく将来売るときのことを考えている

 

◆ 建物や土地の安全性を気にしている

 

 

 

本書の初版は2014年に出ていて、東京を中心に首都圏に住んでいる多くの方々に手に取ってもらったそうです。今回、新版の発刊にあたり、新たな情報を加え、最近の「価格と金利」地球温暖化の影響や災害の増加に伴うリスク、加速する人口減少や高齢化などにも触れています。

 

 

 

続いて、住宅購入で幸せになるために必ず守るべき「3つのポイント」を以下の通り、挙げています。

 

 

◆ 資産価値: いざとなれば「売れる」「貸せる」

 

◆ 安全性: 災害が起きた時に安全な場所・建物

 

◆ 利用価値: 住み心地、居住性、利便性など

 

 

 

次に、戦略的に「資産の家」を買うために、この本では次のような留意点やコツを提示・解説しています。

 

 

◆ 東京は4つのエリアで見る

 

◆ 一戸建てよりマンションの方が売りやすい「資産」

 

◆ 不動産の価値は、➀住む価値、②貸せる価値、売れる価値、という「3つの価値」を意識して購入する

 

◆「希少価値」や「付加価値」のあるマンションは価格が下がりにくい

 

 

 

◆「安全性」は災害リスクが重要

 

◆ 土地の高さ(標高)を見る、洪水ハザードマップを確認する

 

◆ 土地の地震危険度(活断層の有無など)を調べる

 

◆ 治安の調査は自ら行う

 

 

 

本書の後半では、幸せになる家の買い方として、次の通りポイントを紹介しています。

 

 

◆「利用価値」と「資産価値」のバランスが大事

 

◆ 購入前に必ずチェックする数字は、➀ローン返済額、②管理費等、③固定資産税・都市計画税の「3つの数字」

 

◆ 賃料相場、売却想定額とローン残債の差額をつねに確認

 

◆ よいパートナー(不動産会社やコンサルタント)を見つけ、購入の物差しを持って検討する

 

 

 

この本の巻末には、「資産価値」の観点から、東京のおすすめ市区・沿線・エリアが掲載されていて、参考になります。ポイントは以下の通り。

 

 

◆ おすすめの市区は、➀港区、②渋谷区、③目黒区、④世田谷区、⑤文京区

 

◆ おすすめの沿線は、➀東急東横線、②JR山手線、③JR中央線

 

 

また、エリアについても、人気のあるおすすめのエリア具体的に紹介・解説されています。興味ある方はぜひ、この本を手に取って、お読みください。

 

 

 

あなたも本書を読んで、人生が変わる、戦略的「家」購入を学び、実践してみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!