「好きなことを、好きな人と、好きなようにやる人。これが私の考える “ 資本家 ” だ。“ 他人の時間 ” を生きるのではなく “ 自分の時間 ” を生きる、ということだ。」と述べて、サラリーマンではなく、「資本家」という新しい生き方をするよう提案している本があります。
本日紹介するのは、同志社大学卒業後、ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)に入社し、ベンチャーキャピタリストとして日本やシンガポール、インドのファンドを担当し、M&A戦略、株式公開支援などを行い、現在は株式会社日本創生投資代表取締役CEOの三戸政和さんが書いた、こちらの書籍です。
三戸政和『資本家マインドセット』(幻冬舎)
この本は、資本家たちが使いこなしているルール「資本家マインドセット」を体得し、戦う土俵を変えれば、サラリーマン時代と同じ労力で、数十倍、いや数百倍以上のアウトプットを得ることも可能であることを説いている書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.資本家とは何か?
2.サラリーマンでは金持ちになれない
3.サラリーマンは絶滅する
4.資本家への道-私の場合
5.会社を買って「資本家」になる
6.資本家の仕事3原則
7.資本家マインドセット10カ条
この本の冒頭で著者は、「資本家とは、お金からも、働くことからも、自由な存在だ。」と述べています。資本主義のこの世界では、ゲームは資本家にもっとも有利に働くようになっているからです。
次に本書では「資本家とは何か」について記していて、「資本家」とは「投資家」とも「経営者」とも違い、あくまでも自分の手腕によって会社の事業を成長させ、そこから利益を得るのが「資本家」だ、と定義しています。
さらに、「お金を生む仕組み」をつくるのが資本家の仕事、としています。「仕組み化」とは「自分の時間」を極力使わなくすることで、「他人の時間」という「人的資本」を活用しながら、自分の人的資本を最大効率化させる、ということです。
続いて、この本の中盤では、サラリーマンはいずれ絶滅すること、そして日本の企業の3分の1が消える「大廃業時代」がやってくる中で、今なら会社を安く買って「資本家」になれる、と著者は言います。
本書の後半では、資本家の仕事3原則を以下の通り、挙げています。
1.お金と人に動いてもらう
2.バランスシートで儲ける
3.ポートフォリオを組む
そして最後にまとめとして、投資家マインドセット10カ条が、次の通り、紹介されています。
1.「自分の時間」だけで生きる
2.始動前のアイドリングをなくす
3.スケジュールを「他人の時間」で埋めない
4.そのスーツとネクタイは本当に必要か?
5.その名刺は本当に必要か?
6.いつまで「定時出社」を続けるのか?
7.インパクトの大きいお金の使い方をする
8.好きなこと・やりたいことを仕事にする
9.「遊び偏差値リスト」をつくる
10.声は大きく!
この本の最後で著者が述べていることは象徴的です。
「自分のやりたいことを、人前で大きな声で言えるか。」
資本家としての成否を握るカギは、そんなシンプルなところにもある、ということです。
あなたも本書を読んで、「資本家マインドセット」を身につけ、「さらばサラリーマン」と言って、新しい生き方に踏み出してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!