「もっと情報源を絞れ、選択肢を減らせ」と提唱する「情報センス」に関する本が出ました。本日紹介するのは、「週末起業」の第一人者・藤井孝一さんの新刊文庫です。
藤井孝一『仕事ができる人の「情報センス」』(知的生きかた文庫)
この本は、有益な情報から無益な情報まで玉石混淆の情報過多時代で、いかに価値ある情報を手に入れ、それをどう役立てるか、というセンスについて書いています。
重要なのは、「常にアウトプットを意識して日々の情報に接する」ということです。アウトプウトを強く意識すると、その情報をもっと「役立つもの」、「付加価値のあるもの」に変えるヒントが見えてくる、ということです。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.情報に振り回されないために「考えよう」
2.仕事ができる人の情報の「取り扱い方」
3.本・新聞・雑誌はこう読み、こう活かせ
4.「人」こそ最高、最強の情報源である
5.ネット時代の「知的生産力」の鍛え方
本書で繰り返し強調しているのは、「情報を絞り込んで捨てること」と「本をアウトプットを意識して読むこと」の2つです。
これは著者の藤井さんが他の著書でも拘って主張している点で、「考える・深める・分かち合う」方法として有益だ、ということでしょう。
それから、「いいアイデアが欲しければ書店に行け」とも提唱しています。「書店」はトレンドの発信基地であり、広告からも世の中のトレンドを読むことができます。
さらに、「書く」ということで、「要約力」や「コメント力」が磨かれます。したがって、「書評」を書くことを勧めていたり、ブログなどでネット・ブランディングをするなど、「情報発信力」を高めることも推奨しています。
まさに私が起業に向けてやってきたことをそのまま勧めているので、改めに心強く自信も出てきます。
また著者は、自分と違う意見に接したときは「情報センスを磨くチャンス」だと述べています。対立する二つの意見が合ったら、それを乗り越える第三の意見を考え出すことで、情報センスが研ぎ澄まされます。
さらに、今大学では「リベラルアーツ」が注目されていて、知識の「穴」を塞ぎ、新たなアイデアを生む力になる、ということです。
あなたも本書を読んで、ぜひ「情報センス」を磨いて、起業に活かしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!