「TPOに合った “ 自分の声 ” を見つけるだけで、ビジネスに効く最強の武器はスグ手に入る!」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、サントリー勤務を経て、アナウンサーの道へ進み、NHKキャスターとなった後にフリーとして活躍する牛窪万里子さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
牛窪万里子『仕事ができる人は「声」が違う!』(すばる舎リンケージ)
この本は、声や話し方にコンプレックスを感じて、働きながらアナウンススクールに通って、それを克服し、声の出し方や話し方をコツをつかむことによって、人前で話すことに自信が持て、周囲からも高い評価を受けることになった著者の体験をベースに書かれています。
著者の牛窪さんは、その後NHKのオーディションを受け、合格してNHKのキャスターになり、さらにフリーアナウンサーとして活動しながら、個人レッスン、集団レッスン、企業研修など、数多くの方に「声」の指導をし、大きな成果を出しています。
この本は、そうしたレッスンで実践している実際の指導やトレーニングを紹介しながら、著名人の「声」や「話し方」の事例も交えて、ビジネススキルとしての「声」について、具体的に解説をしています。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.声が変われば、仕事がどんどんうまくいく
2.成功している人ほど、一度聞いたら忘れられない「声」を持つ
3.仕事ができる人は「自分の声」を見つけている
4.仕事ができる人は「声の出し方」がひと味違う
5.仕事ができる人は「声」を上手に使い分ける
6.仕事ができる人は「ビジネスに効く声」を保つためにケアをする
本書の冒頭で著者は、「声こそが最強のビジネススキルになり得る」と述べています。
そして、「声は、特殊な才能などなくても、本当に短期間で変えることができ、驚くほどの効果が期待できます。」というのです。
さて、「ビジネスに効く声」ですが、これは以下のように言われていますが、1種類の答えではない、ということです。
◆ 忘れられない声
◆ 聞き手が聞きやすい声
◆ 相手の印象に残る声
◆ 言葉がはっきり耳に残る声
◆ 心地よい響きがある声
◆ 話をしていて気分が高まる声
本書の前半では、通販会社ジャパネットタカタの高田前社長、イチロー、本田圭佑、福原愛などのアスリート、中居正広、明石家さんまなどの司会者、安住紳一郎、古舘伊知郎、富川悠太、森田美由紀、有働由美子などのアナウンサーといった著名人の「声」や「話し方」を分析・解説していて、興味を引かれます。
次に、「自分の声」を客観的に聞いてみて評価すること、を勧めています。評価のポイントは次のような項目になります。
◆ 間の取り方
◆ 速さ
◆ 声の明るさ
◆ 声の高さ
◆ 声の大きさ
◆ 抑揚
◆ 強調
◆ 話癖
◆ アクセント
◆ 笑声
また、「声の出し方」として、以下の2点について詳しく解説しています。詳細は書きませんので、興味ある方はぜひ、本書を手に取って学んでみてください。とても分かりやすく、役に立ちます!
◆ 腹式呼吸法
◆ 母音
さらに、本書の後半では、声の抑揚、テンポ、大小など、TPOに合わせた変化や上手な使い分けについて、分かりやすく説明されています。
加えて、「滑舌」と「発音」は、「舌の位置」を変えるだけで、グンと改善できることを、本書を読めば理解することができます。
またこの本の最後では、「早口言葉」を活用したトレーニングと、ノドをケアする大切さ及び著者が体験から編み出した「とっておきのケア方法」を知ることができます。
自信が持てる、第一印象がグンとUPする、信頼関係が築きやすくなる、まわりと差をつける、など、ビジネスに効く最強の武器になる「声」について、あなたも本書を読んで、劇的に改善しませんか。
会社員時代のコンプレックスをアナウンススクールでの学びで克服して「声のプロ」になった牛窪万里子さんだからこそ書けた、実践的で分かりやすい本書を、ビジネスで結果を出したいすべての方に心から推薦します。
2020年4月18日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第68回】仕事ができる人の「声」にて紹介しています。
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では、今日もハッピーな1日を