「変化の激しい時代に必要なのは、武器としての“学び直し”だ。」「リスキリングは、単なるスキル習得ではない。自分の未来を再設計する戦略だ。」と力強く語っている本があります。
本日紹介するのは、人材開発の第一人者で、株式会社ライフシフトCEO、多摩大学大学院教授・学長特別補佐の徳岡晃一郎さんと、教育起業家で、GVE株式会社CEO、オックスフォード大学特別戦略アドバイザー、アストン大学サイバーセキュリティイノベーションセンター教授の房広治さんの共著である、こちらの書籍です。
徳岡晃一郎・房広治『リスキリング超入門』(KADOKAWA)
この本は、「人生100年時代」を見据え、あらゆるビジネスパーソンにとって必須となる “戦略的学び直し” の方法を、世代・職種・立場に応じて具体的に解説した書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.DXより重要な「戦略的学び直し」
2.世界の変化と立ち遅れる日本
3.ビジネスパーソンのレジリエンスを高める
4.「シナリオ」を身につける~不透明な未来を見通す力~
5.「スピード」を身につける~世界に通用する速さを生む決断力~
6.「サイエンス」を身につける~決断を支える合理的思考力~
7.「セキュリティ」を身につける~自分の土俵を創り守る力~
8.人生100年時代を生き抜くために~世代別のリスキリング方法~
この本の冒頭で著者は、「自分の市場価値は“学び直し”によって再生可能だ」と述べています。
本書の前半では、「なぜ今リスキリングが必要なのか?」について以下のようなポイントで説明しています。
◆ 日本だけがデジタル後進国になりつつある
◆ 旧来の仕事は消滅し、新しいスキルが求められている
◆ “資格取得”ではなく“思考変革”が本質
◆ リスキリングは組織だけでなく個人にも重要なテーマ
◆ 「学び方」を学び直すことが最初の一歩
この本の中盤では、変化の激しいビジネス環境で活きる「4つのS」思考をわかりやすく解説しています。
◆ シナリオ=将来の変化を想定し、柔軟な選択肢を持つ
◆ スピード=意思決定を早めるマインドセットを鍛える
◆ サイエンス=データと論理で意思決定を支える力を養う
◆ セキュリティ=自分の土俵を作り、他者と差別化する
本書の後半では、「世代別の学び直し」「実務に活かすスキルの磨き方」「自分の強みを生かす再設計方法」など、具体的な実践方法を紹介しています。
◆ 若手は“価値のある変化”を自分で作る視点が必要
◆ ミドル世代は“経験を言語化”する力で生き残れる
◆ シニア世代は“貢献”を軸に再定義されたキャリアが求められる
◆ 自分の学びを「誰のために使うか」が明確なら行動につながる
この本の締めくくりとして著者は、「リスキリングは競争ではない。“学び続ける人”が、最終的に社会を変える」と述べています。
あなたも本書を読んで、“学びを止めない力”を武器に、これからのキャリアを戦略的に再構築してみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3718日目】