「成功する人間は必ず本気で勉強している。」と説いている本があります。
本日紹介するのは、日本におけるイメージトレーニング研究・指導のパイオニアで、スポーツ、ビジネス、受験その他多くの分野に、科学的、実践的なメンタルマネジメントを導入し、絶大な成果を上げている株式会社サンリ会長の西田文郎さんが書いた、こちらの書籍です。
西田文郎『大きく稼ぐ経営者になる脳のアップグレード術』(現代書林)
この本は、未来を変えるような一流の成功者があらわれて欲しいという著者の正直な思いや願いを実現するために書かれました。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.商売では何が必要か
2.まずは本気になる
3.次に人を喜ばせる
4.さらに強欲になる
5.そして使命感・感謝を抱く
6.最終的に一流になる
7.今は何をすればいいのか
この本の冒頭で著者は、ぼちぼち成功する人間が好んで学ぶのは「戦い方」である、と述べています。
例えば、弱者の戦い方・強者の戦い方を説いた「ランチェスター理論」や、効率アップのために努力対象を絞ることを説いた「パレートの法則」などです。
そして、そこそこ稼ぎたいのなら、まず「本気になる」だけで十分だ、と著者は言います。
スポーツでもビジネスでも、本気になった人間には以下の特徴があります。
◆ 目標を持ち、
◆ どのようにその目標を実現しようかと常に考えている
次に、成功するのは次のような「脳の構造」を理解し、「感情の脳」に訴えるのが先決だ、と本書では説明しています。
◆ 脳幹(生命の脳)
◆ 大脳辺縁系(感情の脳)
◆ 大脳新皮質(理屈の脳)
つまり、相手の脳(扁桃核)を「快」にし、「嬉しい」「楽しい」「好き」などのプラス感情を起こさせることです。
勝ち組とは、人をたくさん喜ばせた人たちで、この能力を著者は「多喜力」と呼んでいます。
さらに、一流になるには、「好き」だけではなく、「強欲」になり、大きく稼ぐエネルギーとなる「悔しい」という感情も必要です。
また、大成功者たちは、恐ろしいほど自分を信じていて、最高の能力開発法は、自分のことを信じられる脳をつくることだ、と本書では説明しています。
No.1になる人間は、最初からNo.1を目指しているのです。
続いて、「心を成長させれば、もっと大きく稼げる。」と著者は述べています。稼いだお金を大勢の人と分かち合えば、幸せのシェアになる、などということです。
この本の最後で著者は、今やるべきこととして、以下のことを説いています。
◆ ツキはプラス思考で得られる
◆ 運は努力の積み重ねがつくる
◆ 強運の持ち主は、必ず大きな苦しみを乗り越え、克服してきた人である
◆ 苦しみが大きいほど、「振り子の法則」で、その強運も大きなものになる
◆ 人生に「たいへん」は3度しかない。生まれるとき、死んでいくとき、もうひとつ
◆ したがって、私たちが克服すべき「たいへん」はたった一度である
この本は、心理学と脳科学に基づき、能力開発に導入した「モチベーション理論」を、著者の実践をもとに解説したものです。
著者の研究で明らかになったのは、「人間の行動がもたらす結果と、その成果の大きさは、その人が抱くモチベーションと深く関係している」という事実です。
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では、今日もハッピーな1日を