書評ブログ

『note 副業の教科書』

「副業でお金を稼げたらいいのに。そう思ったことはありませんか?」「会社員としてもらう給料以外に、収入減を増やしたい。そう思ったことはありませんか?」と問いかけている本があります。

 

本日紹介するのは、1987年生まれ、日系大手メーカー海外営業部、外資系大手IT企業の事業企画部長などを経て、2023年に独立「天職とキャリア」をテーマに、書籍、ブログ、X(@AnzaiKyo1)などで情報発信を続けている安斎響市さんが書いた、こちらの書籍です。

 

安斎響市『note 副業の教科書』(ぱる出版)

 

この本は、note で文章を書いてお金を稼ぐ方法についてまとめた、会社員の副業指南書です。

 

本書は以下の6部構成から成っています。

1.今日から、noteを始めよう

2.なぜ、いま、noteなのか?

3.普通の会社員が、noteで副業を始める方法

4. note記事を売るための3つのステップ

5.noteで読まれる文章の書き方

6.note副業が、あなたの未来を切り拓く

 

この本の冒頭で著者は、「note(ノート)とは、自分が書いた文章をインターネット上に掲載して多くの人に読んでもらうことができる、文章投稿プラットフォームです。」と述べています。

 

本書の前半では、「今日から、noteを始めよう」および「なぜ、いま、noteなのか?」について以下のポイントを説明しています。

◆ note収益化の手段
 ①有料記事、②有料マガジン、③定期購読/メンバーシップ、④サポート(投げ銭)

◆ note公式情報の活用

◆ 収益化の具体的な方法
 ①過去の実体験をコンテンツにまとめる
 ②無料記事を書いて需要の有無を見極める
 ③「9割無料」の記事を書いて最後の1割だけを低単価で売る
 ④「1割だけ無料」の有料記事を書いて単価を上げて売る
 ⑤いくつかのトピックで①~④の記事販売を繰り返す

◆「無料部分」が説得力を持ち、「有料部分を読みたい」という価値を伝えること

 

◆ note副業は、初期投資やランニングコストがない

◆ 文章を書くこと自体が主な活動でプッレッシャーや忖度がない

◆ ブログと違って広告収益モデルに依存せず、SEOや広告主への配慮が不要

◆ note自体がSEOに強く、プラットフォームの回遊率が高く読者を獲得しやすい

 

この本の中盤では、「普通の会社員が、noteで副業を始める方法および「note記事を売るための3つのステップ」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 副業の第1歩は何を売るか(What)が重要

◆ 情報の希少性は重要ではない、実体験を基にした一次情報が重要

◆「誰が言うか」(Who)が大事、ストーリーや感情に価値がある

◆ 競争に勝つ必要がない(オンリーワン、ナンバーワンでなくてもよい)

◆ noteの規約をよく読んで遵守する

 

◆ note 記事を売るための5ステップを繰り返す

◆ 無料から有料への具体的なステップ
 ①無料部分だけでも十分な価値と説得力があること
 ②「有料部分を読みたい」という期待が伝わること
 ③「無料」⇒「有料」への導線がスムーズであること
 ④「有料でも読む価値のある記事だった」という満足感があること

◆ 読まれる無料記事の特徴
 ①記事のタイトルが読者の興味を引く
 ②ハッシュタグを適切に選んで付ける(4つが最適)

◆失敗例と注意点
 ①サムネイル画像を作り込むのは逆効果
 ②noteの応募企画に無理に乗っからない
 ③他の人の「スキ」「フォロー」周りをしても効果は薄い

 

本書の後半では、「noteで読まれる文章の書き方および「note副業が、あなたの未来を切り拓く」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 有料 note の基本は、最低3,000字以上とし、文字数と相場価格には相関がある

◆ 段落、改行、箇条書きなどで読みやすくし、他では読めない個人的な体験や思いを書く

◆ 結論は最初に書かず、無料パートの最後に目次を載せる

◆ 文章のリズムを重視し、読了率や期待値コントロールを意識する

 

◆ noteはクリエイターエコノミーの一翼を担い、会社員でも手軽に始められるプラットフォーム

◆ noteは、AI活用による創作環境のサポートがある

◆ note有料記事は、課金バリアによって守られ、自由に本当に言いたいことを表現できる

◆ 最初は月5万円でも、note副業の可能性は無限大

◆ noteに書き綴った「リアルで生々しい実体験のストーリー」は他の誰かの人生を救う

 

この本の締めくくりとして著者は、「noteでは、競合を見る必要はない」「競合と常に比較されて、トップ層だけが儲けられる弱肉強食の世界ではないのです。それが、クリエイターエコノミーです。」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、個人の力でお金を稼げる「note副業」に挑戦してみませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3592日目】