書評ブログ

『「未来ノート」で道は開ける!』

「たとえ歳を重ねても、やり方次第で、体力も記憶力もつねにベストな状態を保つことができる」と提唱している本があります。

 

 

そのためには、「年齢とともに進化できるものをさらに進化させ、退化をできるだけゆっくりさせる」ことです。この本では、「未来ノート」を使って、進化できるものに取り組む努力をし、退化するスピードができるだけゆっくりとなるような仕組み作りをする方法を説明しています。

 

 

本日紹介するのは、昨日に続いて、IT業界の風雲児的な存在と言われる株式会社アイエスエフネット創業者代表取締役渡邉幸義さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

渡邉幸義『「未来ノート」で道は開ける!』(マガジンハウス)

 

 

この本は、著者の渡邉さんが、25歳のときから毎日書き続けている「未来ノート」について、その書き方やこれまで書いてきた成果継続することの素晴らしさなどを、具体的に紹介しているものです。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.これが「未来ノート」だ!

 

2.「未来ノート」の書き方

 

3.「未来ノート」とともに歩む

 

4.「未来ノート」の活用法

 

5.「継続」の素晴らしさ

 

 

本書の冒頭で著者は、ある日の「未来ノート」と、一日のスケジュールを公開しています。とくに毎朝、息子との30分間のコミュニケーションの中で、次の「社会で大切な3つの約束」を復唱しているのは印象的でした。

 

 

◆ 人に思いやりを持つ

 

◆ 何事にも一所懸命に取り組む

 

◆ 挨拶をする

 

 

 

この「未来ノート」の基本構造は、以下のようになっています。

 

 

1.表紙

 

2.行動計画ページ

 

3.今日のスケジュール(月曜~日曜)

 

4.翌週以降のスケジュール

 

5.翌月以降のスケジュール

 

6.Tアイテムページ

 

7.知識ページ

 

 

中心になるのが、「行動計画ページ」で、大項目、中項目、小項目とブレイクダウンして、「今日のスケジュール」に落とし込んでいきます。

 

 

そうすることで、今日やるべきことを必ず、今日行うことができる、と著者は言います。

 

 

この「未来ノート」を書き始めてから、著者の生活は朝型に変化した、ということです。夜型よりも朝型の方が体のコンディションがいいからです。そして、次のように読者に問いかけています。

 

 

「ところで、あなたはいま、充実した毎日を過ごしていますか?」

 

「明確な自分の夢や目標を持っていますか?」

 

「その夢や目標の実現のために毎日努力していますか?」

 

 

この「未来ノート」は、著者の座右の書であるカーネギー著『道は開ける』(創元社)の教えから、書き始めたものだそうです。

 

 

また本書では、「未来ノート」の効果を以下のように解説しています。

 

 

◆ 依頼された事項を忘れなくなった

 

◆ 依頼された事項について、回答すべき適切な時期に回答する習慣がついた

 

◆ 自分の意識が変わった

 

 

とくに最後の「意識の変化」については、要するに「今日やるべきことは必ず実行しようと思う意識」に変わった、ということです。

 

 

そして、「未来ノート」を毎日書き続けていくうちに、いつしか自分の中に「人生の正しき目標達成のための方程式」が浮かんできた、と言います。

 

 

この本ではさらに、具体的な「未来ノート」や、著者が書いてきた経験個人・会社・海外での活用法が紹介されています。

 

 

また最後には、「継続」の大切さ、素晴らしさや、継続できなくなったときの解決法も記されていて、とても役に立ちます。

 

 

あなたも本書を読んで、「未来ノート」を書き始めて、人生を変えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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