「人生100年・生涯現役時代となった現在の日本社会は、私たちの一人ひとりが長い人生を、また生活のあり方を考え、個々人が積極的に自身の生活のありようを考えるべき時代に立っています。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、高千穂大学名誉教授(人的資源管理論)、経営学博士の梶原豊さんほかが執筆、講演・研修コーディネーターの村田一浩さんのコーディネートによる、こちらの書籍です。
梶原豊ほか『LIFE100+人生を整えるためのキャリア・健康・資産管理』(経営書院)
この本は、人生100年時代において50歳からのライフデザインづくりをするために、キャリア・健康・資産管理について取り組んでおくべきポイントを簡潔に紹介・解説している書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.人生100年・生涯現役時代の生活設計
2.キャリア
3.健康
4.資産管理
5.人生100年・生涯現役時代に求められる行動力
この本の冒頭で著者は、「本書は、生涯生活設計研修、キャリア開発研修等の教材としてもご活用いただける内容となっています。」と述べています。
本書の前半では、「人生100年・生涯現役時代の生活設計」および「キャリア」について以下のポイントを紹介しています。
◆ 変化し続ける社会で、生涯生活計画づくりに取り組み、実践する
◆ 世の中の変化に対応するために学び、行動する
◆ 50代、60代でリスキリングや学び直しで、ライフ・シフト(人生行路転換)する
◆ 人生の三大不安「貧困・孤独・病気」に備え、行動目標を明確にする
◆ キャリア活用・キャリア開発計画づくりに取り組む
この本の中盤では、「健康」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 突然死を招く「虎血性心疾患」「脳卒中」を予防する
◆ 健康長寿な食生活で血糖値、ヘモグロビンA1c、血圧、LDLコレステロールを上げない
◆ 筋活に欠かせない筋トレと有酸素運動
◆ 生涯現役のためのストレス・マネジメント
本書の後半では、「資産管理」および「人生100年・生涯現役時代に求められる行動力」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 年金額を把握して定年後の収支の計画をつくる
◆ 日本の年金保険、雇用保険、医療保険の基礎知識を確認する
◆ 老後資金管理と投資の3原則:分散・長期・つみたて投資
◆ iDeCoやNISAの活用と、定年後の節約
◆ 所得税、相続税など税金の知識を確認
◆ 効果的な時間管理に取り組む
◆ 人と人とのつながりを大切にする
◆ 目標達成に向けて、とにかく行動する
◆ 生活設計の骨格を多面的に考え、前へ前へと進む精神で
この本の巻末には、次の2つの資料が掲載されていて参考になります。
◆「人生100年・生涯現役生活を送るための準備ー生活設計づくりにとりくむための検討ポイントー」
◆「人生100年・生涯現役生活を送るための自己点検ー私の課題と目標ー」
あなたも本書を読んで、キャリア、健康、資産管理のポイントを整理して、「人生100年・生涯現役時代の生活設計」をつくり、実践していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3641日目】