2800人を看取った医師が教える「人生にとって大切なこととは何か」を記した本があります。
本日紹介するのは、救命救急センター、農村医療に従事した後、1994年より横浜甦生病院ホスピス病棟長を務めた小澤竹俊さんが書いた、こちらの本です。
小澤竹俊『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』(アスコム)
この本は、20年前には全国に10ヶ所程度しかなかったホスピス病棟の一つである横浜甦生病院ホスピス病棟で働き始めた著者の小澤さんが、数多くの患者さんの「看取り」に関わる中で、「人生の価値」について、学んだことを記した書です。
人生の最終段階の迎え方は、人によってさまざまだ、と著者は言います。人生最後のときが近づくというのは、究極の苦しみですが、人はその苦しみの中から多くのことを学ぶ、ということです。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.明日の自分に宿題を残さず、今日を生きる
2.人生最後の日に何をするか
3.苦しみから、人は多くのことを学ぶ
4.2800人を看取ってわかったこと
本書の中で著者は、「人には必ず生きている意味があります。」と述べています。
今は、自分の価値に気がついていなくても、もし、明日が人生最後の1日だと思えば、果たすべき役割が見えてくる、ということです。
そして、あなたが後世に残していきたい本当に大切なものが浮かんでくる、と言います。
そういう意味で著者の小澤さんは本書で、「この世に生きているだけで意味がある。平凡で価値のない人はいない。」と繰り返し述べています。
本書には、改めて気付く「ハッとさせられる言葉」が何度も出てきます。以下の言葉は私の心に深く刻まれれています。
◆ 最後の1日を正しく迎えるために、1日1日をきちんと終えていく
◆ やらずに後悔して、この世を去ることが一番辛い
◆ 大切な人へ手紙を書くと死が怖くなくなる
◆ 最後の1日は、人生に納得するためにある
◆ 死生観は自分ひとりのもの
そしてもちろん、本書のタイトルにもなった、次の言葉は私が大切にする「座右の銘」のひとつです。
「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」
あなたも本書を読んで、自分の「人生の価値」について、深く考えてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を