「若い世代に理解や同上を求めて “ 可愛い老人 ” になるよりも、私は一人毅然と孤独に耐えて立つ老人になりたい。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、大正12年、大阪生まれで、昭和44年に『戦いすんで日が暮れて』で、第61回直木賞を受賞し、多くの著作がある人気作家の佐藤愛子さんが書いた、こちらの書籍です。
佐藤愛子『こんな老い方もある』(角川新書)
この本は、1993年5月に刊行された角川文庫『こんな老い方もある』の角川新書版です。当時の著者が感じたこと、考えたことをそのまま生かすため、修正は最小限にとどめた、ということです。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.<私の覚悟> こんな老い方もある
2.<女の視線> こんな感じ方もある
3.<私の選択> こんな出発もある
4.<暮らしのたし算 ひき算> こんな愉しみ方もある
この本の冒頭で著者は、「かつての老人が老後の幸福として願ったことは心の平安というものではなかったか。」と述べています。
それは、「今ここにある自分に満足する」ということだと著者の佐藤さんは言います。
さらにこの本では、人生の幸福、青春について、自然とのつき合いなど、著者の佐藤さんの感じ方、考え方をエッセイの形で綴っています。
時代はあらゆる分野で超スピードで変化し、少数の読者だけが私の価値観、感性がわかればよい、と思いながら著者は本書を書いているそうです。
そういう意味でこの本は、「老い」という人生最後の修行の時を、しなやかに生きる佐藤愛子さんによる痛快エッセイです。
あなたも本書を読んで、覚悟を持った「老い方」を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を