書評ブログ

『イラスト版 人前で話すこつ 子どもの発表力をのばす52のワーク』

「発表が苦手だな、きらいだなと思っていてもだいじょうぶ。練習すればするだけ、じょうずになる。」と述べて、子どもの発表力をのばしてくれる本があります。

 

 

本日紹介するのは、日本大学芸術学部演劇科を卒業し、演劇活動9年高等学校演技講師3年半を経て、現在は役者脳トレーナーとして活動する海野美穂さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

海野美穂『イラスト版 人前で話すこつ 子どもの発表力をのばす52のワーク』(合同出版)

 

 

この本は、日直、係の仕事、授業でのグループ学習、発表会など、学校生活でよくある発表の機会に合わせた効果的なワークを紹介している本です。

 

 

 

本書は大きく以下の3部構成になっています。

 

 

1.基礎編 発表することに慣れよう

 

2.実践編 ハプニングがあっても落ちついて乗り切ろう

 

3.応用編 みんなを引きこんで発表をもり上げよう

 

 

 

この本には全部で52の効果的なワークが紹介されていますが、学校生活の中で発表する機会に直面した時に起こるさまざまな状況を想定して、困ったときの解決法が解説されています。

 

 

紹介されている52のワークは、次の10の目的別に整理して、掲載されています。

 

 

1.心も体もリラックスして発表したい!

 

2.みんなに聞こえる声で、ハキハキと発表したい!

 

3.照れずに自然な笑顔と身ぶり手ぶりで発表したい!

 

4.まちがえずにスラスラ発表したい!

 

5.予想外のハプニング、どうしたらいいんだろう

 

 

6.なにごとにも動じない自分になりたい

 

7.本番中の不安を克服したい

 

8.みんなの反応を引き出そう

 

9.みんなを楽しませよう

 

10.最高の聞き手になろう

 

 

 

本書のいいところは、一つのワークが見開き2ページで、分かりやすくかわいいイラスト入りで、発表の状況、困ったことが左側に記され、具体的なワークが右側に紹介されていて、ほんとうに読みやすいことです。

 

 

そして、右側ページの最後、1番下「ワンポイント」のまとめが記されていて、復習・確認ができます。

 

 

例えば、「緊張しすぎて、息ができない!」という状況の場合、左側のページで、どういう状況になっていて、どうすればいいのかが説明されています。

 

 

その右側のページでは、ワークとして、「呼吸のコントロール法」イラスト入りで解説されていて、すぐに実践できます。

 

 

さらに、右下の最後に、「ワンポイント」として、ふだんから呼吸のコントロールを意識づけしていくことが大切だと、まとめが掲載され、パニックになったときはまず、「息を吐いてごらん」と伝えます、とアドバイスが書かれています。

 

 

 

こうしたワークの紹介・解説ワンポイントのまとめアドバイス全部で52も紹介されていて、学校生活において経験する、殆どのケースと困った状況に対応しています。

 

 

しかも、子どもが手軽に読んで理解できるよう、イラストをメインにして、分かりやすくイメージできるように工夫されているので、お薦めです。

 

 

21世紀の「人生100年時代」を生きる子どもたちには大切な「発表する力」をのばすために、とても効果的なワークの本として、ぜひお薦めしたい一冊です。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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