「『気にしない』というのは、やわらかく考える心のクセをもつことです。」「人やものごとに対する見方を変えると、摩擦がとりのぞかれて、さらりとした関係ができていきます。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、鹿児島県生まれ、台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了、化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌など執筆活動をしている作家、写真家の有川真由美さんが書いた、こちらの書籍です。
有川真由美『マンガでわかる 気にしない人はすべてうまくいく』(秀和システム)
この本は、「気にしすぎ」から卒業するための、さまざまな方法を集めた書です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.他人の言動を気にしない
2.まわりのことを気にしない
3.コンプレックスを気にしない
4.うまくいかないことを気にしない
5.過去と未来を気にしない
この本の冒頭で著者は、「なにより、気にしすぎているときは、幸せを感じる ”いま” の時間を失っています。クヨクヨ、イライラといった感情に支配されたままで、大切な時間を無駄に過ごしてしまうのです。」と述べています。
本書の前半では、「他人の言動を気にしない」について以下のポイントを説明しています。
◆ イライラの原因となる「行為」に着目する
◆ 思い込みに対して「そんなことはないかも?」と問いかける
◆「深く考えない」「面白がる」「感度を調整する」など反応の変え方を使い分ける
◆ ほどほどの心の距離感を取り、同じ土俵に立たない
この本の中盤では、「まわりのことを気にしない」および「コンプレックスを気にしない」について解説しています。私が共感する主なポイントは次の通りです。
◆「自分はどうした以下?」を最優先にして行動する
◆ 日々流れてくる情報も、自分で選ぶ感覚を持つ
◆ あえて弱みを出すことで、まわりの信頼と好感を得られる
◆ 競争や戦いの土俵から降りて、自分との闘い、満足に幸せを見つける
◆「持っているもの」に目を向けて価値を再確認する
本書の後半では、「うまくいかないことを気にしない」および「過去と未来を気にしない」ついて説明しています。とくに共感できるポイントは以下の通り。
◆ 不安なときほど、「むしろチャンス!?」と唱えてみる
◆ 長い人生を見据えて、その先に活かせると考えるのが経験主義
◆ 課題を小さく分けて見通しを立てれば、腰の重い自分も動かせる
◆「不安」は警報、その存在を認め、ほどほどの距離感になるよう調整する
◆ 自分の縛りをほどいて、「選択肢はいくらでもある」と考えてみる
あなたも本書を読んで、「ささいなことに振り回されない人」がやっていることを学び、気にしやすい人がラクに生きるための33のメソッドを実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3430日目】