書評ブログ

『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』

「緊張しいなままでも、話せるようになります。緊張は、克服しなくても大丈夫です。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、18歳から展示会を中心としたイベント業界で仕事をし、もともと緊張しやすい性格だが「人前で話せるようになりたい」と思いMCとして活動、緊張を克服しようと試みたものの逆にストレス過多となって心身症を発症、独学で緊張と上手く付き合う方法や話し方を身に付け、MC、企業のプレゼン代行、イベントや結婚式での司会進行、ラジオパーソナリティなどの仕事をするかたわら、オンラインスクールや企業研修を行う株式会社シャベリーズ代表取締役丸山久美子さんが書いた、こちらの書籍です。

 

丸山久美子『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』(明日香出版社)

 

この本は、緊張してもうまく話せる方法、考え方、話し方などの実際に使っているノウハウ50の習慣としてまとめた書です。

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

1.マインド編

2.日常の行動編

3.話す準備編

4.話す内容編

5.話す技術編

 

この本の冒頭で著者は、「今では、緊張したまま話すことを楽しめることができるようになりました。」と述べています。

 

 

本書の前半では、「マインド編」ついて、以下のポイントを説明しています。

 

◆ 緊張している人から学び、成長しようとする

◆ 緊張する自分を認めて褒める

◆ 緊張しそうな場面で何をするか、具体的にイメージする

◆ 話す前に伝え方を考える

◆ 自信より、好奇心を優先する

 

 

この本の中盤では、「日常の行動編および「話す準備編」ついて解説しています。主なポイントは次の通りです。

 

◆ 自分のクセに合わせて新しい習慣をつける

◆ 普段から声を出して笑う

◆ ミスから逃げずに謝罪ができる

◆ 新しい環境に定期的に飛び込む

◆ 日常的に考える習慣をつけている

 

◆ 準備よりも練習の時間を確保する

◆ 本番の様子をイメージしながら練習する

◆ 本番前に1人になる

◆ 深呼吸を習慣化している

◆ 今の自分と向き合って、改善していく

 

 

本書の後半では、「話す内容編および「話す技術編」について考察しています。主なポイントは以下の通り。

 

◆ 1つの内容に絞って話す

◆「今この瞬間の正解」を考えて話す

◆ 聞き手へ話しかけるタイミングを作っておく

◆ 考えていることをまず相手に伝える

◆ 今の自分も認めて隠さない

 

◆ シンプルに結論から話す

◆ 事前にメモや台本を用意しておく

◆ 持ち時間を意識して、声に出して練習する

◆ 聞き手のタイミングで、間を取る

◆ 手の位置を高くセットして、話し始める

 

この本の締めくくりとして著者は、「緊張はチャレンジの証拠です。」「緊張しながらチャレンジするあなたは偉いです!」「どうか、あなた自身を褒めて、好きになってあげてください。」と述べています。

 

また、著者の丸山久美子さんのデビュー作『上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法』(同文館出版)も併せて読むと、より一層理解が深まるのでお勧めです。

 

 

あなたも本書を読んで、話すのが怖くなくなる50の習慣を学び、緊張しても「うまく話せる人」になっていきませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3234日目】