「定年前起業」をする人は必読の良書が出版されました。経済産業省が後援する、我が国最大の起業支援サイト「ドリームゲート」で、起業相談者件数全国1位の中野裕哲さんが書いた、こちらの本です。
中野裕哲『起業の疑問と不安がなくなる本』(日本実業出版社)
この本は、起業を志す人なら誰もが疑問に思ったり悩んだりするテーマに関して、数多くの相談事例から、その答えを整理してまとめた書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.起業の不安
2.集客・マーケティング
3.創業資金・助成金
4.会社設立・許認可
5.人事労務・社会保険
6.税務会計・銀行取引
7.ビジネスプラン・事業計画書
まず本書の冒頭で著者は、起業に成功しやすい人として、次のような条件を挙げています。
1.起業する分野で5年以上働いたことがある
2.起業する分野の資格や幅広く専門的な知識をもっている
3.複数の取引先や顧客を確保している
4.他社の商品・サービスをチェックし、比較検討を行っている
5.経験してきた仕事について「自分ならこうする」という方法論をもっている
また、次に本書の中では、「1年後の起業までにしておくこと」をスケジュール表にして整理して記載されており、「やるべきこと」が明確になります。
柱になってくるのは以下のような準備活動です。
◆ 市場調査、成功者・競合他社の調査
◆ テストマーケティング、ヒアリングを行う
◆ 許認可・手続きについて調べる
◆ 事業計画書を仕上げる
◆ 自己資金を検討・準備する
◆ 創業融資・助成金の可能性を探る
◆ お金の管理に気をつける
本書では次に、集客・マーケティングについて述べてありますが、ここが事業が成功するかどうかの最大のポイントになります。
本書の後半では、事業計画、創業融資・助成金、お金の管理など、起業するにあたってはどうしても避けて通れない課題を整理して提示しています。
本書はQ&A方式にて、起業を志す人が共通して抱く疑問や求めるサポートについて、答えを用意しています。そういう意味では、起業を目指す人にとっては有益な情報が得られる良書です。
起業を目指す方々には、是非一読をお薦めします。
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では、今日もハッピーな1日を!