汚部屋を片付けることで、どれだけ人生が変わったのかを、一人でも多くの皆さんに知っていただくために書かれた本があります。
本日紹介するのは、1968年生まれ、経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授の勝間和代さんが書いた、こちらの書籍です。
勝間和代『2週間で人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム』(文藝春秋社)
この本は、著者の勝間和代さんの体験をもとにまとめた「無理なくモノを捨て、一生リバウンドしない仕組みの作り方」を整理して提示している書です。
本書は以下の8部構成から成っています。
1.私が「断捨離」に目覚めた理由
2.捨てて得られる現世ご利益
3.まずはマインドを変える!
4.成功のための基本ルール
5.何を残して、何を捨てるか? 初級篇
6.何を残して、何を捨てるか? 上級篇
7.リバウンドしない生活習慣
8.汚部屋脱出で、行き詰まった人生も回り出す
この本の冒頭で著者は、汚い家で暮らすと、どんどん、自分の「自己効力感」(自己に対する信頼感や有能感を心理学用語)が落ちてくる、と述べています。
そして「断捨離」をすることで、いったい人生に何が起こったのか・・・・について、本書で記しています。
著者が最初に「断捨離」をするキッカケとなったのが、「アップルウォッチ」だったそうです。買ってそのままになっていた「アップルウォッチ」のようなものが部屋にあふれ、生産性が大きく落ち、不健康になっていたことに気づいた、ということです。
アップルウォッチのことを思い出したのが、こちらの本のことを「勝間塾」で話し、「アップルウォッチは、1時間に一度、『立って1分間動け』という指示がくる」ということを知ったことがもとになっているそうです。
アップルウォッチを付けて生活してみると、自分がいかに動いているつもりでも、実際には動いていないかということが「見える化」されてきた、と言います。
そうして始まった著者の「断捨離」は、以下のようなプログラムで進んだことが紹介されています。
◆ まずはマインドを変え、「ものぐさコスト」の罠(ラクして成果を上げたいというものぐさ心)に注意する
◆ まとめてやろうという「バッチ処理」の罠に注意し、「逐次処理」にする
◆ サンク・コスト(これまでかけた時間と費用にこだわる)の罠に注意し、今必要かどうかを基準に判断する
◆ 基本は、今使っていないものは捨てる
◆ 断捨離の順番は、簡単で効果実感が高い所から
◆ 一度に全部終えようと思わない
◆ リバウンドを防ぐ生活習慣を身につける
本書の後半では、具体的に「何を残して、何を捨てるか」を写真なども入れて紹介しています。
さらに「リバウンドしない生活習慣」として、次のルールを挙げています。
1.In と Out を徹底管理
2.逐次処理を徹底する
この本の最後には、汚部屋を脱出することで、人生が回り出したことを紹介し、巻末には「付録」として「勝間式 汚部屋脱出プログラム書き込みシート」が掲載されていて、誰でも「断捨離」を進められるようになっています。
あなたも本書を活用して、部屋の「断捨離」を実践して、人生を取り戻してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!