「100歳時代の仕事選びは、年齢と経験値が上がることがポジティブに捉えられるかどうかがポイントです。」「今初めて遅いことも、あきらめることも何１つない！」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1968年生まれ、慶應義塾大学商学部卒業、早稲田大学ファイナンスMBA、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ＪＰモルガンを経て独立し、主宰する「勝間塾」にて、なりたい自分になるための教育プログラムを展開するかたわら、麻雀のプロ資格取得、YouTubeなど活躍の場を広げ、現在は経済評論家、株式会社監査と分析 取締役の勝間和代さんが書いた、こちらの書籍です。
勝間和代『一生自由に豊かに生きる！100歳時代の勝間式人生戦略ハック100』（KADOKAWA）
この本は、著者の勝間さんが考える100歳時代用の人生戦略ハックをまとめた書です。
本書は以下の８部構成から成っています。
１．100歳時代戦略ハック
２．ネオ働き方戦略ハック
３．健康戦略ハック
４．マネー戦略ハック
５．人付き合い戦略ハック
６．学び戦略ハック
７．時間戦略ハック
８．自分らしさ戦略ハック
この本の冒頭に著者は、以下の通り、「100歳時代を自由に豊かに生きる心得10カ条」を掲載しています。
１．お金は銀行口座に寝かせない、証券口座で働いてもらう＝運用する
２．仕事は最高の脳トレ、できるだけ長く働く
３．週１～２回のジム通いより駅の階段、「動ける体」作りをする
４．日々、小さなチャレンジをする習慣を
５．能力も経験も人脈も、」すべて「複利」で増える
６．人的ネットワークがしぼまないように、新規の出会いを増やす
７．あらゆることに、一定のスラック（ゆとり）を持つ
８．好き嫌いに正直になって、自分の「軸」を育てる
９．イライラすることは絶対起きる、だから楽しいことを増やす
10．「下心の無い親切」が自己肯定感を一番上げる
本書の前半には、「100歳時代戦略ハック」および「ネオ働き方戦略ハック」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 知識の貯蓄、経験の貯蓄、お金の貯蓄があれば幸せに年を取れる
◆ 資産運用も健康管理も「複利」で動く
◆ 高齢になったら働くことが生きがいになる
◆ 不確実性を受け入れる「ネガティブ・ケイパビリティ」
◆ 仕事は最強のアンチエイジングツール
◆ 快適な「温泉ワーケーション」
◆ 年を重ねるごとに市場価値が上がる仕事をしよう
◆ 定額報酬型から成果報酬型へ切り替えていく
この本の中盤では、「健康戦略ハック」「マネー戦略ハック」および「人付き合い戦略ハック」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆「お金」「健康」「人付き合い」が長生きリスク
◆ 人生最大の財産はお金ではなく体力
◆「実年齢－20歳」の意識が人生を最適化する
◆ 運動は健康寿命の貯蓄
◆「１日１万歩歩く」と脳が活性化する
◆ 健康だからこそ、利他になれる
◆ ドルコスト平均法なら資産は30年で８倍になる
◆ 投資は予測ではなく時間で儲ける
◆ 私たちの人間関係も、安全第一
◆ 相手の話を聞くことは情報収集していること
◆ 相手に心理的な負担を与えない気遣いをする
◆ 自分発信の情報共有は幸せのもと
本書の後半では、「学び戦略ハック」「時間戦略ハック」および「自分らしさ戦略ハック」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 知的好奇心があるから成長できる
◆ 知識は将来予測を可能にする
◆ アウトプットを決めてからインプットを設計する
◆「耳読ウォーキング」のすすめ
◆ スケジュールの余白は、新しいことを始めるエネルギーの源になる
◆ 物事の先送りは「時間の借金」
◆ 継続のカギは楽しいコミュニケーション
◆「意図的な手抜き」をして時間を積み立てる
◆ お金で買えない幸せを増やそう
◆ ピンチは生活の質を上げる大チャンス
◆ やらない後悔は一生引きずる
◆ 自分にとってのベストプラクティス＝正解を探す
本署で提唱している人生戦略は、拙著『定年ひとり起業』シリーズ三部作で私が提案している戦略と同じコンセプトで強く共感しました。
この本の締めくくりとして著者は、「100歳時代の人生戦略ハックもコツコツと続ければ、誰でも自由に豊かに生きられるようになります。」と述べています。
あなたも本書を読んで、年を重ねるごとに人生の幸福度を上げ、「過去最高の自分で最期を迎える」ことができるようになっていきませんか。
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では、今日もハッピーな１日を！【3113日目】
