「“肩書”がなくなったら、あなたはどう生きていきますか?」そんな問いを優しく、けれど本質的に投げかけてくる本があります。
本日紹介するのは、鹿児島県始良市出身、台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了、様々な業種の仕事を経験して、現在は作家・写真家として国内外で活動し、多くのビジネスパーソンに寄り添ってきた有川真由美さんが著した、こちらの書籍です。
有川真由美『肩書がなくても選ばれる人になる 幸せな働き方がつづく45のヒント』(ONE PUBLISHING)
この本は、「会社や役職に依存しない生き方」を模索するすべての人に向けた、心の支えとなる一冊です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.「肩書がなくても選ばれる人」は、なにが違うのか?
2.自分にしっくりくるスキルを磨いて、唯一無二の人になる
3.「この人と仕事をしたい」と思われる人の人間関係
4.なにより大切なのは「自分は自分」で生きる精神と哲学
5.一生を通して「選ばれ続ける人」になる
この本の冒頭で著者は、「肩書を手放しても、自分の力で生きていける人になるには、“選ばれる力”を育てることだ」と語りかけます。“肩書き=身分証”のような時代の終わりに差し掛かった今、個人としてどう信頼を得て、長く幸せに働き続けるか、の具体的なヒントが詰まっています。
本書の前半では、以下のポイントが紹介されています。
◆ 会社や部署に依存しない“自分ブランド”の築き方
◆ スキルだけでなく、「人に選ばれる振る舞い」を意識する
◆ 評価される人の共通点は「何をしてくれるか」より「どう感じさせるか」
◆ 専門性と人間性のバランスを大切にする
この本の中盤では、人間関係の築き方や働き方のマインドが丁寧に語られています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 「紹介される人」は信頼でつながっている
◆ 嫌なことを断る勇気は、「信頼貯金」を崩さない秘訣
◆ 相手を喜ばせることにエネルギーを使う人が、最終的に選ばれる
◆ 「自分らしくいる」ことを怖がらない
◆ どんなときも「自分の人生のハンドルを握っている」意識を持つ
後半では、「選ばれ続ける人」になるために必要な哲学や習慣が紹介されます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 情報を集めすぎない、他人と比べすぎない
◆ 小さな違和感を無視しない習慣
◆ 生きる意味を“誰かのため”に置き換える
◆ 自分の人生を「納得」で終えるには、“日々”の選択がすべて
この本の締めくくりとして著者は、「肩書を手放して、自分の人生を生きていく。その準備は、誰にでもできる。そして、“自分で選び、自分で歩く”人生ほど、豊かで幸せなものはない。」と述べています。
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では、今日もハッピーな1日を!【3768日目】