「これからは “ 小さい会社 ” の時代が、間違いなくやってきます。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、税理士、中小企業診断士、気象予報士で、小さい会社の経営者でもある山本憲明さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
山本憲明『社員ゼロ!会社は「1人」で経営しなさい』(明日香出版社)
この本は、日本がどんどん人口が減っていくので、消費が減り、経済規模が小さくなっていくことを背景に、「割りきって、1人で経営していく場合の必勝法」を伝授するために書かれました。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.これからの日本経済と会社について考えよう
2.会社を大きくしてはいけない
3.1人会社の「お金」について考える
4.1人会社の時間の使い方
5.1人会社をずっと継続させていくには(まとめ)
この本の冒頭で著者は、これからは、「どんな道を通ってもいいから、好きなことや得意なことをして生き、なるべく長く仕事をする」ことが求められるようになる、と述べています。
私も全く同感で、それは「1人経営」という、1人もしくは超少人数のスタッフ(基本的には、従業員ゼロ)で仕事をして、稼いでいくというスタイルです。
なぜなら、これからは人間の「労働」や「モノ」の価値が下がっていくため、「雇われる働き方」では、稼ぐことが難しくなってしまうからです。
仕事がどんんどんAI(人工知能)など機械に奪われて、労働の価値が下がり、全体的な賃金が下がるためです。
次に本書では、「1人経営」の会社のメリット、「お金」および「時間の使い方」について、以下の通り留意点を記しています。
◆ 売上を右肩下がりに収束して利益を出すことを考えた方がうまくいく
◆ 会社を大きくしていくと「人の問題」が顕在化する
◆ 会社を大きくすると、小さくしていくのが難しい
◆ 小回りや方向転換が容易
◆ 生産性の向上がしやすい
◆ 家計と結びつけた経営計画を立てられる
◆ 個人の会計管理から会社の会計管理につなげられる
◆ 小さなメディアを作っておくことが大事
◆ 1人経営の「飲食店」「コンサルタント」「出版社」がいい
◆ 1人経営の基礎数字は、「粗利額を、役員給与4、経費4、利益2」に配分する
◆ 法人に対する税金は、800万円までは23%、それを超える部分は35%
◆ 100歳まで何らかのことをして収入を得ることを計画に織り込んでおく
◆ 固定費を減らす、増やさない
◆ とにかく毎日コストダウンをすること
◆ コストダウンのコツは、「やめること」
◆ 移動を減らす、クレジットカードを使わない
◆ コストのかからない事業を探し、生活費をコストダウンして必要な売上高を減らす
◆ 1人会社では、経営者ではなく、投資家としての観点を持つ
◆ 社長の労働時間をゼロに近づける
◆ 働かずに自由な時間をつくり出し、そこで新しいことやモノを生み出す
◆ セルフ休日を設定し、労働時間を制限してしまう
◆ 仕事ごとに時間を計測して生産性を上げる
◆ 自分の好きなことをやる時間を天引きして確保する
◆ 仕事を依頼する場合も「生産性」を求める
◆ 積極的に時間を取り、「無用の用」をやっていく
この本の最後には、1人会社をずっと継続していくために大切なことを「まとめ」として、次の通り示しています。
◆ 「家計の純資産プラス」と「無形資産・無限大」をキープしていく
◆ 有形資産を使って無形資産を買う(本屋セミナーで知識を得る)
◆ 無形資産の中で一番大切なのは「健康」
◆ 少ない給料や報酬でもいいから、死ぬまでずっと仕事をしてお金をもらい続ける
◆ 人との過度な接触を避け、ストレスを溜めないようにする
◆ 1つの事業を核として、ある程度近いものを1つずつ立ち上げていく
◆ 「割とどうでもいい」とラクに考える
◆ 思ったようにうまくいかないことは、「長期的視野」を持つようにする
◆ 「視野を広く持つ」「俯瞰する」ことが大切
◆ やり続ければ、なんとかなる
あなたも本書を読んで、「1人経営の時代」に生き残るノウハウを学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を