「米国発の乱高下でも儲けを出すには、短期で逃げ切る売買が有効だ」――そんな現実を突きつけ、株式投資歴50年の熟練の技を伝授する一冊があります。
本日紹介するのは、1939年生まれ、宇都宮工業高校を卒業後に文化放送へ就職し、働きながら夜学で早稲田大学政治経済学部を卒業。政党機関紙記者として23年間勤めた後、住宅・金融等の著作や評論活動で独立し、バブル時代には不動産投資で活躍して投資のオピニオンリーダーとして全国講演、テレビ・ラジオ出演を数多くこなし、以降も住宅・金融・株式投資・自己啓発など著作は400冊に迫る石井勝利(いしい・かつとし)さんが書いたこちらの書籍です。
石井勝利『時代即応版 株「デイトレ」の鬼100則』(明日香出版社)
本書は以下の12部構成から成っています。
1.修羅場で儲けるデイトレ
2.デイトレは瞬間の勝負だ
3.流れを読み仕込みのチャンスを窺う
4.トレードの裏にひそむ仕手筋の思惑を見抜け
5.儲かるテーマと銘柄をつかむ
6.いざ、勝負の朝
7.ローソク足の中に上げ下げの需給がある
8.上げのテクニカル10の法則
9.下げのテクニカル9つの特徴
10.板情報を見極める
11.デイトレでも日足を読んでおく
12.スイングも活用して値幅を取る
この本の冒頭で著者は、米国発の乱高下相場を前に「デイトレこそ短期で利益を確定させる最適な方法である」と強調しています。
本書の前半では、「修羅場で儲けるデイトレ」「デイトレは瞬間の勝負だ」「流れを読み仕込みのチャンスを窺う」および「トレードの裏にひそむ仕手筋の思惑を見抜け」について、相場の急変動を味方につける心得が解説されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ デイトレは乱高下の中でこそ勝機をつかむ
◆ 一瞬の判断で売買を完結させることが利益の源泉
◆ 相場の流れを先読みして仕込みのチャンスを待つ
◆ 裏に潜む仕手筋の思惑を見抜く眼力を養う
◆ リスクを恐れず短期で逃げ切る戦略を磨く
この本の中盤では、「儲かるテーマと銘柄をつかむ」「いざ、勝負の朝」「ローソク足の中に上げ下げの需給がある」および「上げのテクニカル10の法則」について、実際の取引に臨む具体的な技術が示されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 時代のテーマ株や材料株を見抜いて狙う
◆ 朝の寄り付きに勝負をかける心構えを持つ
◆ ローソク足チャートから需給関係を読み取る
◆ 上昇局面で機能する10のテクニカル法則を知る
◆ データと経験を組み合わせて売買判断を下す
この本の後半では、「下げのテクニカル9つの特徴」「板情報を見極める」「デイトレでも日足を読んでおく」および「スイングも活用して値幅を取る」についいて、損失回避や利益拡大のための応用力が語られています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 下落局面に現れる9つの典型的な特徴を押さえる
◆ 板情報から投資家心理や需給を見極める
◆ デイトレでも日足チャートを無視してはならない
◆ スイングトレードを組み合わせて利益幅を広げる
◆ 利益確定と損切りのバランス感覚を徹底する
この本の締めくくりとして著者は、「情報の勝者であることが株で利益を上げるチャンスを大きくする」と述べています。
デイトレードの基礎から応用までを、実体験に基づいて体系化した実践的ガイドに仕上がっています。ぜひ参考にしてみてください。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のYouTubeビジネ
ススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
https://www.youtube.com/channel/UCIwJA0CZFgYK1BXrJ7fuKMQ
では、今日もハッピーな1日を!【3865日目】