「文章がうまく書けない」と感じている人に向けて、「矢印の向きを自分ではなく相手に変えることができたとき、文章は変わり、伝わり方が変わり、仕事が変わっていきます。」と述べている本があります。
本日ご紹介するのは、1978年京都府生まれ、関西大学社会学部卒業、25年以上にわたり3万件以上のコピーを書いてきた現役コピーライターであり、企業研修や執筆活動も行う、コトバワークス株式会社代表取締役・さわらぎ寛子さんが著したこちらの書籍です。
さわらぎ寛子『自分の言葉で書く 思いが届く・相手が動く「文章」の書き方』(明日香出版社)
この本は、「自分と読者」の視点を行き来しながら、あなた自身の言葉で書くためのヒントと技術を伝えてくれる教科書です。「書くことは、自分の人生を、自分で作ること。」というのが著者からのキーメッセージです。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.書く前の準備
2.読みたくなる文章を書く
3.文章を書き続ける
この本の冒頭で著者は、「読みたくなる文章はどんな文章か」という問いに対して、「読みたくなる文章には、『ちょうどいい温度感』がある。」と述べています。
本書の前半では、「書く前の準備」として、以下のような “書けない悩み” を乗り越えるヒントが丁寧に解説されています。
◆ 書くことの正体は「考えること」である
◆ 書けない人は、実は「書きすぎている」
◆ 書き出す前に「誰に届けるか」「なぜ書くのか」を考える
◆ 伝えたい“芯の言葉”を見つける「フォーカスの技術」
◆ 書く前の自問自答が文章の深さを決める
本書の中盤では、「読みたくなる・動かす文章の書き方」を具体的に解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 書き出し3行で「読むかどうか」が決まる
◆ 読者が抱える“本音の感情”に寄り添う書き方
◆ 自分のストーリーを通じて“信頼”を築く
◆ 書くことは“主張”ではなく“対話”である
◆ 商品やサービスの魅力は“体験の言葉”で語る
本書の後半では、「文章を書き続ける」ための考え方と習慣化の方法を提案しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 読まれる文章と「ファンが生まれる発信」の違い
◆ 書くことは「自己対話」でもあり「人生設計」である
◆ 継続するためには“義務”ではなく“意味”が必要
◆ 書き続けた先に見える「自分の言葉の価値」
◆ AIには書けない“温度のある表現”を育てる
この本の締めくくりとして著者は、「AIが作った文章を見て、違和感を持てるのは、『自分で書く力』がある人だけです。」「AIはあくまでも『補佐役』であり、ハンドルを握っているのは私なのです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、「自分の言葉」で発信する楽しさと可能性に出会ってみませんか?
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では、今日もハッピーな1日を!【3752日目】