「多くの人は、伝え方はいい仕事をするうえで欠かせない、特に話す、聞く、書くのポイントを押さえることが重要だと知っています。つまり、『伝え方を制する人が、仕事、人生を制する』のです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1968年北海道生まれで、建設会社総務経理担当役員、税理士、明治大学客員研究員、ビジネス書著者、人材開発支援会社役員COO、一般社団法人国際キャリア教育協会理事、時間管理コンサルタント、セミナー講師、オンラインサロン石川塾(受講者数250名)と9つの肩書で複数の仕事をこなすスーパーサラリーマンの石川和男さんが書いた、こちらの書籍です。
石川和男『今すぐ伝えるコツ174「話す」「書く」「聞く」すべてに使える技術』(ソシム)
この本は、著者自身がビジネスパーソンとして人生を逆転させることに成功した「今すぐ伝えるコツ」を誰もが簡単に身につけ、一生実践し続けられるようにまとめた書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.今すぐ伝えるコツ
2.伝える準備
3.話すチカラ
4.聞くチカラ
5.書くチカラ
6.SNSは主じゃなくて従!
この本の冒頭で著者は、「間違った伝え方」には共通点があり、その原因として次の5つを挙げています。
◆ 伝わっていなかった
◆ 聞いたつもり
◆ 安易な言葉の選択
◆ 伝わりやすい関係性がない
◆ 伝える準備の不足
本書の前半では、「今すぐ伝えるコツ」について以下のポイントを説明しています。
◆ 忙しい人のほうが、伝えるのが速い
◆「トリプルデッドライン」で予定より早く
◆ 伝え方「3つの型」:①短く具体的に、②相手の立場に立って、③伝える前によく聞く
◆「相手の欲求」に合う伝え方を選ぶ
◆ 不安の問題点をノートに書いて見える化する
この本の中盤では、「伝える準備」および「話すチカラ」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 整理整頓で無駄を削る
◆ 接触回数を増やし、笑顔で相手の目を見て名前を呼ぶ
◆ 良いコンテンツを真似て、何度も行動する
◆「1~5分ネタ」を常に30本用意する
◆ 相手が一番知りたいことを伝える「PREP法」
◆ SDS法で「何が言いたいの?」を解消する
◆ DESC法で建設的に問題解決する
◆ プレゼンで大切なこと5つ:①端的にまとめる、②人の話にかぶせない、③返事を繰り返さない、④質問に的確に答える、⑤専門用語を使わない
本書の後半では、「聞くチカラ」「書くチカラ」および「SNSは主じゃなくて従!」ついて説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 話す力より「傾聴力」
◆ 否定しないで、ひたすら聞く
◆ ツッコミの2つの型:①現実型、②感情型
◆「察しろ」は無理と心得る
◆ 音声アプリで「文字化」する
◆ 文章は時間を置いてから、修正する
◆ 自分を「客観視」する
◆ 一文を短くし、漢字3割・ひらがな7割にして、読みやすい文章に
◆ 5秒以内に返信を開始する(すぐ行動)
◆「書き出し」と「締め」は毎回同じにする
◆ 長さよりも要点
◆ すべての人から好かれる人はいない
この本の締めくくりとして著者は、「伝え方を極めることで、(中略)その他大勢から抜け出し、人生は逆転できるのです。」「伝え方を極めることは、最強のスキルなのです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、「話す」「書く」「聞く」すべてに使える技術である「今すぐ伝えるコツ」を学び、実践することによって人生の逆転を目指していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3415日目】