『「ひとり起業家」の高額商品の作り方・売り方』
「高く売るのは悪」という思い込みを外した瞬間、ひとり起業家のビジネスは一気に自由になります――そんなメッセージが、実体験とともに突き刺さる一冊があります。
本日紹介するのは、北海道大学経済学部卒業後、日本生命保険相互会社に15年勤務。その後に独立し、起業コンサルタントとして10年以上にわたり、数多くのひとり起業家を支援、会員3,300人超のコミュニティ・プラットフォーム「信用の器フラスコ」を運営し、オンラインサロン「フラスコアカデミー」「ダーウィン」を主宰。3,000円のコーチングからスタートし、現在は時間単価11万円のコンサルティングを提供。売り込みをせずに100万円超の商品を60人以上に届けてきた実践派コンサルタント・安田修さんが書いた、こちらの書籍です。
安田修『「ひとり起業家」の高額商品の作り方・売り方』(明日香出版社)
この本は、「ひとり起業家が長く、健全にビジネスを続けるためには何が必要か?」という問いに対して、その核心を「高額商品」に見出し、考え方から実践までを体系化した一冊です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.ゼロから月100万円を目指すための「基礎知識」
2.あなたの強みを「高額商品」に変える方法
3.高額商品の「売り方」を徹底マスター
4.「ブランド」を築き上げる方法
5.継続的な収益を得るための「仕組み作り」
本書の前半では、なぜ多くの起業家が苦しくなってしまうのか、その原因が明確に言語化されます。「高額商品を持っていない」こと。その本質が丁寧に解説されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 売上が伸びない最大の理由は「単価の低さ」にある
◆ 高額化は「欲張り」ではなく、持続可能性の問題
◆ 安売りは、顧客も自分も疲弊させる
◆ 高額商品は、少人数を深く救うための手段
◆ 月100万円は、特別な才能がなくても再現可能
この本の中盤では、自分の経験・強み・価値観をどのように「高額商品」に変換するか、その具体的プロセスが語られます。抽象論ではなく、現場感のある話が続きます。主なポイントは次の通り。
◆ 強みはスキルではなく「解決できる悩み」
◆ 高額商品は「過去の自分」を救う設計にすると強い
◆ 価格は価値の結果であり、先に決めるものではない
◆ 売り込まない販売は「信頼の設計」から始まる
◆ 高額商品ほど、顧客との関係性が重要になる
本書の後半では、ブランド構築と仕組み化を通じて、時間と心の余裕を取り戻す方法が示されます。ひとり起業家が燃え尽きないための視点が詰まっています。主なポイントは以下の通りです。
◆ ブランドとは「一貫した姿勢」の積み重ね
◆ 高額商品は集客をラクにする
◆ 仕組み化は自由になるための準備
◆ 長時間労働から抜け出すには単価設計が先
◆ 高額化は「より多くの人を救う」ための戦略
本書を通して一貫しているのは、「高額化=悪」という思い込みを外し、ビジネスを “継続できる形” に戻そうという姿勢です。無理に数を追わず、無理に自分を削らず、それでもきちんと稼ぐ。そのための現実的で誠実な方法がまとめられています。
ひとり起業家として、
・売上が伸びずに悩んでいる人
・長時間労働から抜け出したい人
・自分の価値に自信が持てない人
そんな方に、強くおすすめできる一冊です。
ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のYouTubeビジネススクール』でもレビュー動画を公開しています。ぜひご覧になり、チャンネル登録をお願いします!
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では、今日もハッピーな1日を!【3939日目】








