「がんは、なぜ40年近くも “ 国民の死因第1位 ” なのか」と問いかけて、苦痛死しない、がん放置療法38の心得について解説している本があります。
本日紹介するのは、昨日に続き、1948年生まれ、慶應義塾大学医学部卒業、同大学医学部放射線科入局し、米国へ留学の後、がんの放射線治療を専門として、患者本位の治療を実現するために、医療の情報公開を積極的に進めている近藤誠さんが書いた、こちらの書籍です。
近藤誠『がん治療に殺された人、放置して生きのびた人』(エクスナレッジ)
この本は、がんの「放置」「治療」の実例を数多く見比べて、がん治療を行う前に考えてほしいという意図で書かれました。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.がんを放置して長生きした人、治療して早死にした人
2.がんを切らない選択
3.抗がん剤だけはやめなさい
4.がんを放置する心得
5.「夢の新薬」「最先端医療」「民間療法」のウソ
6.がんでもふつうに暮らし、穏やかに逝く極意
この本の最初に、著者の近藤さんが診てきた「がんを放置」して長生きした人と、手術・抗がん剤など副作用に苦しみながらあっという間に亡くなってしまった有名人を対比させて、数多くの実例を示しています。
とくに以下のがんで亡くなった著名人は、私たちの印象に強く残っていますので、衝撃です。
◆ 翁長雄志・元沖縄県知事(膵臓がん)
◆ 元横綱・千代の富士(膵がん)
◆ 小林麻央・女優/キャスター(乳がん)
◆ 田中好子・元キャンディーズ(乳がん)
◆ 米長邦夫・棋士(前立腺がん)
◆ 渡辺淳一・作家(前立腺がん)
◆ 梨元勝・芸能レポーター(肺がん)
◆ 平尾誠二・ラグビー(胆管がん)
◆ 川島なお美・女優(胆管がん)
◆ 中村勘三郎・歌舞伎役者(食道がん)
◆ 逸見正孝・アナウンサー(スキルス胃がん)
◆ 今井雅之・俳優(大腸がん)
◆ 原千晶・タレント(子宮頸がん)
◆ 坂井泉水・歌手(子宮頸がん)
◆ 大橋巨泉・タレント(胃がん)
著者のがんに対する考え方は明確で、次のような原則を提唱しています。
◆ 切っても切っても命は延びない
◆ 本物のがんは切ると暴れる
◆ 抗がん剤だけはやめなさい
◆ 検査は不幸の始まり
◆ がんを見つけないで、穏やかに「老衰死」
◆ 実は、がんはよく消える
◆ やせてはいけない、がん細胞がのさばる
◆ 激しいことをしない
◆ がんを暴れさせないキーワードは「ほどほど」
◆ がんに支配されず、自分らしく人生をしまう
この本の最後で著者は、「夢中になれる生きがいや仕事、一生の目標やかなえたい夢があること」がなによりの健康長寿の秘訣だ、と述べています。
あなたも本書を読んで、自分のことは最後まで自分でやろうと努力し、心身脳をよく動かし続け、健康長寿を実現しませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!