「外見を変えることで、外見から発信される “ 情報 ” が変わります。それによって周囲の人たちからの判断や推測が変わり、そして評価や感情が変わり、それが劇的な “ 成果 ” につながるのです。」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、富士通株式会社で営業戦略を担当して退職した後、国際基準のイメージコンサルティングの手法と実践を学び、アメリカにてAICI(国際イメージコンサルタント協会)の国際イメージコンサルタント資格を取得して、帰国後に政治家、経営者、文化人、スポーツ選手など3,000人以上のイメージコンサルティングを担当してきた、国際イメージコンサルタントの川園樹さんが書いた、こちらの書籍です。
川園樹『未来を変える「外見戦略」』(KADOKAWA)
この本は、「外見が変われば、未来が変わる」ことを、多くの実践例を紹介しながら、「外見戦略」の重要性を解説している書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.「外見戦略」とは何か
2.なぜ「外見戦略」が大切なのか
3.「外見戦略」のやり方
この本の冒頭で著者は、ハーバード大学博士のアルバート・メラビアン氏が提唱する「メラビアンの法則」について、紹介・解説しています。
それは、非言語情報の影響力について測定した結果の法則で、話し手が聞き手に与える影響は、以下の要素で形成される、としています。
◆ 視覚情報(見た目・しぐさ・表情・視線) 55%
◆ 聴覚情報(声の質・高低・大きさ、話す速さ・テンポ) 38%
◆ 言語情報(話す言葉そのものの意味) 7%
何と、話す中味そのものは、わずか7%の影響力しか与えることができず、半分以上はいわゆる外見(見た目)で決まってしまう、ということです。
つまり、「外見」とは影響力のある情報であり、それは「容姿端麗」ということではなく、自分が望む未来を実現するためには優れた外見であることが大切だ、ということです。
重要なことは、「自分は何ができるのか」「どのような人なのか」「何を目指しているのか」ということが相手に伝わること、「信頼」「安心」「親近感」を相手に感じてもらうことなのです。
本書では、外見は次の「6段階」で決まる、と述べています。
1.存在に気づき特徴をつかむ
2.どのようなタイプか判断する
3.実際の行動から特性を推測する
4.他の特性を推測する
5.全体的な印象が決まる
6.将来の行動を予測する
以上の6つのステップを経ることで、信頼に足る人物か否かなどその人の印象が判断されるそうです。
そして外見が及ぼす影響の大きさの具体的な事例として、1960年の米大統領選挙における共和党ニクソン候補と民主党ケネディ候補の激しい選挙戦において、「外見戦略」によって勝利したケネディ候補の勝因を、イラストを交えて、この本では分かりやすく解説しています。
本書の中盤で「外見戦略」が大切な根拠・理由が詳しく説明されています。
さらに、この本の後半には、具体的な「外見戦略」のやり方が記されていて、参考になります。ずぐに実践できることも多いので、ぜひ採り入れて実施してみることをお薦めします。
そして最後には、「ノイズ」をなくすことの重要性が語られていて、「ノイズ」のない服装が信頼を守る、としています。
あなたも本書を読んで、未来を変える「外見戦略」に取り組んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を