「体内にひそむ小さな小さな炎症が、あなたのシワやたるみをつくり、肥満や病気の原因となるのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、「体内の小さな炎症が原因で、別の場所に大きな病気を引き起こす」理論の病巣疾患の名医で、みらいクリニック院長、日本病巣疾患研究会副理事長の今井一彰さんが書いた、こちらの書籍です。
今井一彰『名医が教える炎症ゼロの習慣~体内年齢が10倍若返る~』(飛鳥新社)
この本は、「若々しく、めっめ気力の高い体をつくるには、何よりも『炎症ゼロ』の状態を目指すことが重要です。」と提唱し、食べ物や呼吸、運動、眠り方など、生活のなかのちょっとした心がけで体内の炎症を消し、予防する方法を紹介している書です。
本書は以下の6部構成から成ています。
1.「慢性炎症」が老化と病気をつくる
2.「食べもの」で炎症ゼロ
3.「呼吸」で炎症ゼロ
4.「運動」で炎症ゼロ
5.「睡眠」で炎症ゼロ
6.「メンタル強化」で炎症ゼロ
この本の冒頭で著者は、「炎症の原因となる物質が除去できず、炎症がおさまらずに、いつまでもダラダラと続くことがあります。こういった長引く炎症のことを『慢性炎症』と言います。」と述べています。
本書の前半では、「慢性炎症が老化と病気をつくる」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 慢性炎症が「老化」や「病気」の原因
◆ 慢性炎症をともなう病気のひとつが歯周病
◆ 慢性炎症は「サイレントキラー」と呼ばれ、がんや動脈硬化をもたらす
◆ 歯周病になると炎症物質「サイトカイン」が血液に乗って全身に運ばれ、糖尿病やアルツハイマー型認知症の原因になる
◆ いつまでも若い人には炎症が少ない
◆ 筋力の低下が起こす身体機能の低下「サルコペニア」の原因は慢性炎症
◆ 100歳になっても元気な人は慢性炎症が少ない
◆老化の大きな原因は「慢性炎症」
この本の中盤では、「食べもので炎症ゼロ」および「呼吸で炎症ゼロ」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)のスイッチをオンにする「腹八分目」
◆「1日のうち12時間」は何も食べない
◆ 食事では「ひとくちで30回噛む」を目安に
◆ 腸から元気」になる骨スープ
◆ ターメリック(ウコン)は慢性炎症を抑える役割がある
◆ 毎日、発行したものを摂り入れる
◆ 万病を招く「口呼吸」をしない
◆ 見えない炎症を防ぐ「正しい歯みがき」
◆ 正しい歯みがきのポイントは、①こすってプラーク(歯垢)を落とす、②デンタルフロスや歯間ブラシを使う、③1日1回でもいいから徹底的に歯みがき
◆ 室内の空気の質を向上する
本書の後半では、「運動で炎症ゼロ」「睡眠で炎症ゼロ」および「メンタル強化で炎症ゼロ」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 運動が持つ「炎症を抑えるはたらき」ががんの発症リスクを抑える
◆ 健康に長生きしたいなら、座っている時間を短くして体を動かす時間を増やす
◆「ゆるHIIT」で「有酸素運動」と「筋トレ」両方の効果が得られる
◆ 散歩より効果の高い「インターバル速歩」
◆ 筋トレにお王様「スクワット」を摂り入れる
◆「睡眠不足」が続くと、慢性炎症の原因に
◆「7時間睡眠」が体を強くする
◆「マウステープ」で睡眠の質をアップ
◆ タバコやお酒より体に悪い「孤独」
◆「スマホのストレス」から脳を解放する
◆「いま、ここ」に集中する瞑想法のマインドフルネス
◆「できる1割」だkじぇに注力して、9割は手放す
この本の締めくくりとして著者は、「炎症を消し、予防することで、健康の土台をつくることが大切です。そうして免疫力を高めて、『病気にならない体づくり』を実践してほしいのです。」と述べています。
あなたも本書を読んで、体内年齢が10倍若返る「炎症を消す50の習慣」を学び、健康な体にリセットしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3024日目】