「なぜ、節税しているのにお金が残らないのか?」と問いかけている本があります。物価高、社会保険料の上昇、インボイス制度―。小さな会社やひとり社長を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。

本日紹介するのは、福島県出身、ユナイテッド・アドバイザーズ株式会社代表取締役で、
税理士、特定社会保険労務士、中小企業診断士、特定行政書士、CFPR、国家資格キャリアコンサルタント、ITコーディネーターなど複数の資格を有し、節税にとどまらず、補助金・助成金、融資支援、各種優遇措置の活用まで含めた包括的な経営支援を行っていて、YouTubeチャンネル「やりすぎ税理士の資産革命チャンネル」は、開設から2年を待たずに登録者数10万人を突破し、“やりすぎ税理士” の異名を持つ西内孝文さんが書いた、こちらの書籍です。

西内孝文『小さな会社・ひとり社長のためのお金の残し方バイブル』(フォレスト出版)

この本は、税理士に加え、特定社会保険労務士、中小企業診断士、CFPRなど複数資格を持つ著者が、「稼ぐ」から一歩進んだ「残す」経営を体系化している書です。

本書は、以下の8部構成から成っています。

1.知らないと一生損する個人事業と法人の「お金の流れ」完全比較

2.知らないだけで払いすぎている個人事業主の節税ルール

3.法人化で“使える節税”が一気に増える

4.合法的に社会保険料を抑える考え方

5.キャッシュを増やし続ける財務の考え方

6.知らないと取り逃す補助金・助成金

7.人手不足時代にお金を残す対策

8.専門家でお金を増やす・守る

 

本書の前半では、「お金が残らない構造」にメスを入れます。印象的なのは、「努力不足ではなく、構造の問題」という指摘。がむしゃらに働く前に、仕組みを整えることが先だと説きます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 個人事業と法人の本質的な違い

◆ 税金だけでなく社会保険料を見よ

◆ “節税している気分” の落とし穴

◆ 法人化のタイミングの重要性

◆ 手取り最大化は設計の問題

 

この本の中盤では、キャッシュを厚くする具体策が示されます。節税、補助金、保険、融資―。これらを個別最適ではなく “戦略として統合” する点が本書の強みです。主なポイントは次の通り。

◆ 合法的に社会保険料を抑える視点

◆ 借入を味方にする財務戦略

◆ キャッシュフロー重視の思考

◆ 補助金・助成金を “資産” に変える

◆ バラバラの制度を一本化する戦略

 

本書の後半では、「専門家の使い方」にまで踏み込みます。主なポイントは以下の通りです。

◆ 税理士任せにしない姿勢

◆ 相談の質で結果が変わる

◆ 人手不足時代の対策

◆ 経営者の数字リテラシー

◆ 守りと攻めのバランス

 

私自身、マイクロ法人や副業戦略、資産形成について発信してきましたが、本書は「法人経営のキャッシュ戦略」を具体的に整理してくれる実践書です。稼いでいるのに、残らない。
売上は伸びているのに、手元資金が増えない。その原因は、戦略なき経営かもしれません。

小さな会社の社長、ひとり起業家、これから法人化を考えている方にとって、極めて実務的示唆に富む一冊です。

経営戦略や資産設計については、YouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも発信しています。ぜひ、チャンネル登録をしてご覧ください。

では、今日もハッピーな1日を!【4021日目】