ドキュメンタリー『定年前起業への道-57歳からの挑戦!』の第150回は、「世代論」の集中学習について報告します。
起業後のビジネスのターゲットをどこに置くかということは、起業準備をする中でずっと模索してきました。役職定年による年収ダウンややりがいの喪失に直面する50歳代をメイン・ターゲットと考えてきましたが、今一度考え直しています。
もう一度、ゼロから再考するために、最近出た以下の新刊書を久しぶりに書店で「まとめ買い」しました。
以下の3冊になりますが、とくに最初の『日本初!たった1冊で誰とでもうまく付き合える世代論の教科書』からは、大きな示唆を受けました。
最初の書籍が、団塊の世代(現在60歳代後半)から、さとり世代(現在20歳代前半~30歳代前半)までを世代区分して特徴を整理した書です。
2番目が「40歳からの人生設計」、3番目が「50歳からの人生設計」を述べた書です。メインターゲットとして、50歳代がいいのか、あるいは40歳代の団塊ジュニアと呼ばれる世代がいいのか、ということを考えています。
最初に挙げた、阪本節郎・原田曜平『日本初!たった1冊で誰とでもうまく付き合える世代論の教科書』(東洋経済新報社)によれば、「団塊世代」以降、「さとり世代」までは、以下のように世代区分できる、ということです。
1.団塊世代(1947~1951年生)・60代後半
2.ポパイ・JJ世代(1952~1960年生)・50代半ば~60代前半
3.新人類世代(1961~1965年生)・50歳~50代半ば
4.バブル世代(1966~1970年生)・40代半ば~40代後半
5.団塊ジュニア世代(1971~1982年生)・30代前半~40代半ば
6.さとり世代(1983~1994年生)・20代前半~30代前半
こうした世代分類には、いろいろな見方や説がありますが、この本では、①時代背景、②世代の特徴、③消費・文化の歴史、④恋愛・結婚観、⑤消費のツボ、といった観点から、実によく整理されています。
世代の区分自体に納得性があり、自分自身はもちろんのこと、親や子供、周囲の人間を思い浮かべた時に、思わず「共感」を覚える記述が数多く出てきます。
詳しくは、明日のブログ書評にて、本書を採り上げたいと思いますので、そちらをご参照ください。
さて、ビジネスのターゲットについてですが、「人生設計」という切り口から、「40代から始めるべき」だが、「50歳からでも遅くはない」という形で、両方に合った商品・サービスを考えていきたいと思います。
現在、集中的に読んでいる「世代論」に関する上記の3冊については、明日以降、順次、書評を書いていく予定です。どうかお楽しみになさってください。
2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと17日です。皆さまの温かい励ましと応援をどうかよろしくお願いいたします。